こんにちは。ひとりで.comです。
2017年3月19日放送のがっちりマンデーは「儲かる！「雑用」ビジネス！ロボットvs人間！パソコンで報告書をさくさく作るロボ登場！人間あやうし！」と題して、雑用でがっちりもうけるYuMi / BizRobo / レンタル社員を特集します。
単純作業はロボットで。いろいろな作業は人間で
今後10年〜20年で日本人の仕事の49%が機会やコンピュータに取られてしまう、そんな話題があがっている。まさに映画やマンガの世界だが、ロボットや人工知能がどんどん進出しているジャンルの仕事がある。
それが…
雑用
である。
ちょっとした細かい作業はYuMiで置き換え
東京都品川区にあるABBジャパン。本社はスイスにあり、世界４大ロボットメーカーのひとつである。ABBの世界のグループ年商は338億ドル（約3兆8千億円）である。
ここにある、限りなく人間に近いロボットが、世界初協働型双腕ロボット「YuMi」である。これまで働くロボットと言えば、工場の産業用ロボットがほとんどで大きくて人が近くで作業することは法律で禁止されていた。しかし、YuMiは樹脂製で安全で小型軽量（約38kg）になっているため、人の隣で作業ができる。
このYuMiの一番の特徴は「家庭用電源があれば使え、誰でもどこでも使うことができる」事である。
従来の産業用ロボットは緻密で難しい作業を専門家が細かくプログラミングする必要ががあった。しかし、YuMiの場合は、ひとつひとつの作業を実際に動かして教えてあげることで、その作業をすることができる。
リンガーハット町田鶴川店では、既にYuMiが導入されていた。そこでは、包んだ餃子をケースにうつすという単純作業でYuMiが使われている。運ばれてきた餃子の仕分けを丁寧かつ正確に行うことができる。
YuMiの導入によって、従業員の仕事が奪われてしまうのではないかという疑問が抱かれるが、その分従業員は接客に力を入れることができるようになり、よりよい役割分担ができるようになっている。
YuMiの一般的な値段は約700万円ほど。それでも様々な現場から問い合わせが殺到している。
単純な雑用はBizRoboで置き換え
東京都港区赤坂にあるRPAテクノロジーズ。新しいタイプのロボットで話題の会社である。年商はおよそ10億円ほど。
この会社が提供しているロボットがBizRoboである。BizRoboはPCの中でこなしてくれるソフトウェアである。
例えば、社内の社員の交通費申請のチェック。社員から申請があがってきたものが正しいかどうかをひとつひとつチェックする必要がこれまではあったが、この作業をBizRoboが代行してくれる。
BizRoboでは、WordやExcelなどを計算したり、検索したり、資料にまとめることができる。例えば交通費計算のBizRoboであれば、月額10万円程度で導入することができる。
株式会社ビズリーチでは、BizRoboを活用して、1ヶ月に1回全社員700名のアンケートを整理してまとめている。デリケートな内容を含めるため、これまではひとりの社員がまるまる2日かけて作業を行っていた。しかし、BizRoboを活用することでたった10分でまとめることができるようになった。
BizRoboを活用することによって、本来人間がやるべきところに集中でき、個人の価値もあがるようになる
という。
現在、BizRoboは日本国内で4,000体が活躍中であり、今後は日本だけでなく世界進出を目指している。
ロボットではできない作業に特化！レンタル社員
愛知県名古屋市にあるタスクールという企業。主にレンタルオフィスの事業を行っているが、それだけでなく、”レンタル社員”のサービスも提供している。
例えば、請求書の作成や会議資料の作成などを依頼することができる。
特に外回りの多い個人事業主さんに需要があるという。外回りが多いと、なかなか書類の作成に手が回らず、かといってほうっておくこともできない。そういった方がレンタル社員のサービスを利用しているという。
このタスクールのレンタルオフィスの利用料金は月4万〜。そしてレンタル社員の利用料は1時間2,000円〜となっている。社員を自ら雇用するとなるとそれだけでも負担となるため、必要なときだけ利用できるレンタル社員のサービスが重宝しているという。
