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2017年3月20日放送のモーニングチャージ / ビジネスフォーカスは「大発明!水噴射掃除機」と題して掃除機に取り付けると水を噴射しながら汚れを吸う画期的な商品。その開発者である元有名家電メーカーの営業マンの挑戦を追う。
あったらいいなを商品にするシリウスの亀井社長
家電ベンチャーのシリウスの社長、亀井隆平さん。4月から売り出す新商品を持って高級ペルシャ絨毯のメンテナンス企業に対して営業周りを行っていた。
この日実演した商品は、水噴射掃除機の「スイトル」取り出した掃除機に水を入れ、コーヒーをこぼしたペルシャ絨毯にスイトルを取り付けた掃除機をかけはじめる。ものの2分で、コーヒーをこぼしたペルシャ絨毯は元通りとなった。
シリウス社長の亀井さんは元三洋電機の社員だった。21年にわたり営業・マーケティングに従事。社員当時は、米でパンが作れるGOPANの販促にも携わっていた。
シリウス社長の亀井さんは小さな総合家電メーカーを目指す中でスイトルと出会った。掃除機と組み合わせて使う水噴射掃除機「スイトル」はクラウドファンディングで資金調達を行った。
一般の掃除機と連携させて使うこの「スイトル」は水を噴射させながら汚れを取り、水と空気を遠心力で分離させる仕組みのため、掃除機本体には空気のみが入っていく仕組みとなっている。
このシステムを開発した人物は地元では有名な天才発明家だという。
その発明家である川本栄一さん(73歳)は、子供の頃からモノづくりが好きだったという。18年前に食品加工会社を退職後、スイトルを思い立ち、家にあるタッパーやペットボトルのキャップなどを組み合わせて独自に開発を行った。
開発のきっかけは、認知症の親の介護の現場。認知症の親が排泄物で部屋を汚してしまう。それをキレイに吸い取る掃除機ができないかと思いスイトルを発明したという。
亀井さんとの出会いによってようやく商品化にこぎつけたという。スイトルの販売目標は10万台。
今では早くも掃除機と接続せずとも使える2号機の開発を思案中であるという。
あんなものあったらいいな、こんなものあったらいいな、というものがスイトルであり、こうしたものはマーケティング理論でいうと必ずヒットする
と亀井氏は意気込む。
スイトルは掃除機の世界に革命を起こせるのか…今後が期待される。