[がっちりマンデー!!]( エイシン電器 / マーズカンパニー / 稲本製作所 ) 最新の儲かり「業務用電気機器」!その名も「業電」! バカ売れ!電車よりデカい「洗濯機」!?突然凍る「冷蔵庫」!?- 2017年4月16日

がっちりマンデー
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年4月9日放送のがっちりマンデー!!は「最新の儲かり「業務用電気機器」!その名も「業電」! バカ売れ!電車よりデカい「洗濯機」!?突然凍る「冷蔵庫」!?」と題して、業務用電気機器を製造開発する企業を特集します。

 

業務用電気機器!略して「業電」

 

ホットショーケース:エイシン電機

 

ホットショーケース エイシン電機
ホットショーケース エイシン電機

 

神奈川県横浜市にあるエイシン電機は、ローソンストア100にあるホットショーケースを納入している。揚げたてのホットスナックを温めておくショーケースでエイシン電機は1976年の創業以来、ホットショーケースの製造販売を行っている。

 

そのシェアは約3割。年間3,000台を販売する。その最大の特徴は、温め管理である。フィンヒーターと呼ばれるもので、ヒーターに凹凸をつけることによって、熱がケースの中で乱反射し庫内を均一に温めることができる。

 

またメインヒーターの部分に少しだけスチームを出す装置が入っているため、揚げ物がパサパサにもならずベチャベチャにもならないようにサクサク感を維持している。

 

ホットショーケースで温めと同じくらい大事なことは、商品を美味しく見せることである。そこで欠かせないのがおいしさを演出する照明である。キセノンボーランプと呼ばれるもので、自動車のヘッドランプにも使われている。商品をより美味しく見せるためには、通常の電球ではなく、自動車のヘッドランプに使われるキセノンボーランプが最適なのである。

 

このホットショーケースは1台10万円ほどである。

そんなエイシン電機のいまのイチオシ商品が焼き芋機である。焼き芋器では上段が80度で保温されるようになっており、下段では200度で焼くことができる造りになっている。

一番のこだわりは、断熱材を活用することで機械に触れてもやけどすることがない造りにしている点だという。

 

現在、800店舗以上のコンビニやスーパーに納入している。

 

エイシン電機では、他にもおでんの保温器やドーナツのショーケースなど、コンビニのレジ周りで使われるケースを取り扱っている。

 

 

 

 

 

 

 

業務用冷蔵庫:マーズカンパニー


群馬県高崎市にあるマーズカンパニーは業務用ドリンク冷蔵庫「Tokyo Snowman」を製造販売している。この冷蔵庫では、マイナス7度で保冷されており、取り出したドリンクをコップに注いでも凍らず冷たいドリンクを飲むことができるのである。

 

実は、水は0度以下でも、凍るきっかけがないと凍らないのである。

 

例えば通常の冷蔵庫では冷蔵庫内の振動や温度ムラ、庫内の風があると、それが原因で凍ってしまう。このマーズカンパニーが開発した業務用ドリンク冷蔵庫「Tokyo Snowman」は液体が固体に変わる原因を作らせないことで凍らない冷蔵庫を完成させたのである。

 

このトーキョースノーマンの値段は39万8,000円。

 

さらにマーズカンパニーは業務用冷蔵庫「蔵番」も開発している。蔵番の最大の特徴は庫内に電気を流すことによって氷点下でも食材が凍るのを防ぐことができる。

 

蔵番 マーズカンパニー
蔵番 マーズカンパニー

 

この蔵番を利用することで質の良い熟成肉を作る事ができるのである。0度以下で保存しているため微生物はほとんど働かず肉が傷まない。そして電気の作用でタンパク質が分解されアミノ酸が増えていく。

 

この蔵番の値段は229万8,000円。

 

 

マーズカンパニーはこの2品を業務用機器の展示会に出展したところ、問い合わせが殺到。ドバイのお客様は、1,000台を納品するのにどのくらいの納期になるかと問い合わせが来ているという。

 

 

 

 

 

 

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連続洗濯機:稲本製作所

 

稲本製作所 連続洗濯機
稲本製作所 連続洗濯機

 

石川県白山市に本社を構える稲本製作所では、連続洗濯機という超巨大洗濯機を業務用電気製品として製造している。この連続洗濯機は長さ10メートル、高さ2.7メートルと巨大である。

この超巨大洗濯機:連続洗濯機は10層式になっており、最初の6層までで、”洗い”を行い、最後の4層で”すすぎ”を行うという仕組みになっている。1層でおよそ60キロ入り、バスタオルだと一度に200枚ほど洗うことができる。

 

ドラムの仕切り部分に螺旋状の仕切り板がついており、1回転することによって、次の層に移っていく。こうして洗濯とすすぎが30分で済んでしまう。その後脱水へと移るが、脱水は油圧で一気に押しつぶすことによって水分を飛ばしてしまう。そしてそれを巨大な乾燥機にかけ、全体の工程が1時間ほどで完了する。

 

連続乾燥機の部分が約8,000万円、脱水機が4,000万円。乾燥機が800万で合計1億2,800円ほどとなる。

 

東京オリンピックや観光客の増加もあり、ホテルに置いてある枕やシーツの洗濯需要が増えている。従って洗濯専門業者からの引き合いが増えているという。およそ30台ほど売れているとのことである。

 

病院・福祉施設向けの寝具・リネン類の洗濯・リース事業、物品販売、家庭向けの介護用品のレンタルを行うワタキューセイモアでは、連続洗濯機を3台、脱水機を3台利用しており、夏にはもう1台納入予定だという。