[ミライダネ] ( フーディソン・魚ポチ ) 魚をおいしく楽しめる流通革命! – 2017年5月6日

ミライダネ
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年5月6日放送のNEC presents ミライダネは「魚をおいしく楽しめる流通革命!」と題してフーディソン魚ポチを紹介。

 

珍しい魚を直接流通!フーディソンの魚ポチで鮮魚革命!

 

魚を直接仕入れられる魚ポチ

 

東京都目黒区に店舗を構えるsakana bacca(サカナバッカ)。この店には、通常スーパーなどでは見られない珍しい魚を取り扱っているとあって、連日客足が途絶えない人気となっている。

 

例えば、静岡県産のイラという魚。捕まえようとすると噛み付いて漁師さんをイライラさせるというところからその名がついたとも言われる。この魚のおいしい食べ方は煮付け…とオススメの食べ方まで教えてくれる。

また函館産のアブラガレイ。お寿司屋さんでエンガワとして出される。そして、高級魚に似たアカハタモドキ。味もアカハタに似ているということで中華料理店などで使われるという。

 

一般には出回らない魚が立ち並ぶsakana bacca(サカナバッカ)。その仕組みは仕入れ専門の魚通販サイト「魚ポチ」である。

 

魚ポチ
魚ポチ

 

魚ポチは飲食店向けの仕入れサイトで、1,500種類以上の魚介類を販売している。魚の名前や大きさとともに、産地や漁の方法まで掲載されている。また、水揚げ直後の写真まで載せられている。

 

ほしい魚をカートに入れて注文ボタンを押すと、夜中の3時までに注文すれば、当日のお昼過ぎまでに届くという。

 

こうした便利さが受け、魚ポチの登録店舗数は約3年で7,300店舗までに増えている。

 

魚ポチ 登録店舗数推移
魚ポチ 登録店舗数推移

 

 

その仕組みは全国の漁港から魚ポチが魚を仕入れ、それを居酒屋やレストランに販売するというものである。

 

三重県紀伊長島漁港では、この日水揚げされたアオリイカの写真をスマホで撮り、情報をスマホから入力。詳しい魚の状況も記載する。

一度冷凍されても甘みが出て柔らかくなり美味しいです。地元では漁師さん含め、一度冷凍する人が多いくらいです

と地元ならではの情報も記載することで、売上も変わってくるそう。

 

 

 

 

入力された情報は東京にあるフーディソンという企業に集約される。先程の魚ポチはこのフーディソンという企業が開発したシステムである。

 

全国20ヶ所の漁港から直接買い付けを行う。1日システムに登録される情報は数百件。これを正午までに正しく記載されているかをチェックする。その日水揚げされた魚の注文はその日の14時から注文の受付が開始される。

 

飲食店側からすると、注文をインターネット上で遅い時間まですることができるので、注文を忘れたときなどに追加で注文でき、非常に便利だとのこと。

 

フーディソンの社長は山本徹さん(38歳)。なぜこのような仕組みを開発したのだろうか。社長の山本さんによると、

現状の仕組みは量販店のニーズに合わせて魚が(市場に)集められていく。産地にしかなく、少ししか獲れない魚や全国に流通する量がない魚、食べ方・名前が未知の魚はおいしさを伝えていく人がいない。

という。

 

実は、日本で獲れる魚の種類は約3,000種類と言われているが、そのうち流通しているのはアジやサバなど約30種しかないという。この30種は、量も獲れるし、大きさも整いやすいため、流通させやすいという。

一方、市場では、量が少なかったり、サイズが小さかったりと、流通には回せず自宅で消費したり捨てたりする魚も多くあるという。

魚ポチはそうした魚を取り扱うことで、1,500種類の魚を取り扱うことができるようになったのである。

 

 

 

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LINEで魚が売れる?? ベテラン漁師の新たな販路開拓

 

山口県萩市の船団上の長岡さんはこの道39年のベテラン漁師は、LINEで直接飲食店とやり取りをする仕組みを独自に開発。

 

その日採れそうな魚を事前に提携している飲食店に知らせる。すると、興味を持ってくれた飲食店から「あじ サバ中心でもらうことはできますか?」と返信があり、そこで注文が成立。

 

ここ数年で獲れる魚の量が減ったことで売上は半減。少しでも魚を高く売る方法はないかと考えたのが、LINEを使った販売方法である。東京の飲食店に直接出向いて交渉を重ね、今では50件ほどの顧客を抱えているとのこと。

 

ただ単に魚を販売するだけの関係ではなく、人とのつながりを大切にしたい

 

という。

LINEを使って飲食店と直接やりとりをすることで、市場価格の1.5倍ほどの値段で販売することもある。

また、LINEを使ってやりとりすることで値段以外の部分でも喜びを感じられるようになったという。直接飲食店とやり取りをするようになってから、「この前の魚おいしかったよ…」など、これまで得られなかった喜びの声も得られるようになった。