こんにちは。ひとりで.comです。
2017年5月13日放送のNEC presents ミライダネは「家具業界で活躍する最新ARアプリ」と題して、アプリ内で家具を自宅で試すことができるリビングスタイルのルムコARというアプリを紹介。
AR技術で家具を自宅でお試し!リビングスタイルのRoomCo AR
AR技術とは?
リモデルパートナーズという企業が作る「real Color」というアプリをご存知でしょうか?塗り絵のように、出て来る動物などにダウンロードした紙に色を塗り、その塗った紙をアプリ越しに見ると立体的にその動物が浮かび上がってくるアプリである。
子どもたちが笑っている姿をアプリで実現したかった。
というこのアプリ。
このアプリ、去年流行ったポケモンGoと似ている。この両方のアプリに利用されている技術がARという技術である。
ARとはAugmented Realityという文字の略語で「拡張現実」という意味を表している。現実の世界に仮想の世界を映し出す技術である。
ARの歴史は1968年、アメリカのアイバン・サザーランド博士の研究から始まったとされている。それが50年を経て、ARは驚きの変化を遂げている。
例えば、機械のメンテナンスの現場では、AR技術を駆使して作業手順ガイドが仮想現実の世界に出てきて、作業の間違いが発生しにくい。特に工具などを必要とする作業現場で、より安全に作業をすすめる事ができるようになるのである。
家具を自宅で試せるアプリ:リビングスタイルのRoom Co AR
リビングスタイルという企業がAR技術を活用して開発したソフトが「ルムコAR」というアプリ。このアプリを活用すると家にいながら、ARの技術を活用して家の家具の配置を確認することができる。
ルムコARでは、無印良品やFranc Francなど大手家具屋17社、約30万点以上の家具の3Dデータを取り揃えており、好きな家具をアプリを通して、設置した時のシミュレーションをすることができる。
場所を移動すると、スマホ上にうつっている家具の大きさも変わるのだが、そのポイントはスマホの角度と床からの高さ。アプリ起動時に自分の身長を入力する箇所があるのだが、身長からおよそ30センチをひいた高さと、スマホの角度を自動検出し、家具の大きさを割り出しているのである。
家具の種類だけでなく、色も変更できる。更に気になった家具があると、そのまま購入することもできてしまう。
通常、家具を買う時は、店と自宅を4回ほど行き来すると言われている。ルムコARのようなアプリを使うことによって、それが1〜2回で済むので、すごく便利になると思う。
とリビングスタイルの井上社長は言う。
「ルムコAR」を開発した井上社長は、大学卒業後、エンジニアとして大手電機メーカーに就職。そして、会社を辞めて独立。業務用3Dデータを作る会社を設立。家具業界に身をおく中で、よく耳にしたのが…
家具のサイズ感やテイストが合わない、床の色や他の家具と合わないとといった声。インテリアを買った時の失敗の1位となっている。
それをITやテクノロジーを使って解決することによって、お客さんの満足度を高めていきたい
家具をスマホで持ち帰る?ルムコの新サービスとは?
お気に入りの家具をスマホで持ち帰ろう…というコンセプトの新サービス。ルムコARに登録されている大塚家具の家具の種類は、およそ300種類。その商品がルムコAR内のどこにあるのか、探すのですらひと苦労。
しかし、店頭で見つけた商品をルムコAR内でお気に入りに登録することで、すぐにその家具をルムコAR内で取り出すことができる。
それを自宅に帰ってすぐにルムコAR内で取り出し、自宅でのシミュレーションがすることができるのである。