こんにちは。ひとりで.comです。
2017年7月9日放送のがっちりマンデーは「「その県だけの儲かりエンターテインメント」を特集。県民のハートを鷲づかみする舞台裏に密着!!」と題して各都道府県の儲かりエンターテインメントを特集します。
その県だけの儲かりエンターテインメント!
和歌山のショーアップカラオケ
和歌山県にある大阪との県境に位置する岩出市。ここに地元に人気の儲かりエンターテインメントがある。それがカラオケきはるである。
和歌山県独自の儲かりエンターテインメントはショーアップカラオケである。
カラオケきはるでは、時間制ではなく1枚100円のチケットスタイルで観客は私語厳禁。手拍子もなしで歌声に集中するのが和歌山ルールである。実は和歌山県は、人口10万人あたりのカラオケボックス店舗数が全国No.1である。
【人口10万人あたりのカラオケボックス店舗数(2014年)】
1位 | 和歌山県 | 12.56軒 |
2位 | 熊本県 | 9.70軒 |
3位 | 鹿児島県 | 9.35軒 |
なぜ、こんなにもカラオケ店が多いのだろうか。一説によると…
カラオケ道場という番組が1984年から18年間に渡り放送された和歌山ローカルの人気番組がきっかけではないかと言われている。放映当時、県内でのカラオケ人気が急上昇し、本格的なカラオケスタイルが根付いているのだという。
このカラオケきはるはたった32席の店舗にもかかわらず年間1万5,000人が来場するという。更に和歌山県内にはそんな和歌山県民を支えるお店がある。
それが、エルビアンというお店である。
このお店では、カラオケのドレスを販売している。1着1万5,900円のドレスから5万円のドレスまでを取り揃えている。年間で400着ほど売れるのだという。
このエルビアンの接客方法がまた凄く、お客さんの歌う曲のイメージに合わせてカラオケドレスを探してくれるのである。
鳥取県のスポーツクラブ
鳥取県米子市の儲かりエンターテインメントは「スポーツクラブ」である。米子にあるPAJAというスポーツクラブでは鳥取シニアが続々と来店する。鳥取県には、全国に展開するチェーンから県内だけに展開するスポーツクラブが多く進出している。
鳥取県は人口10万人あたりのスポーツクラブ登録件数が全国1位となっている。
【人口10万人あたりのスポーツクラブ登録件数】(2015年)
1位 | 鳥取県 | 6.27件 |
2位 | 長野県 | 5.60件 |
3位 | 滋賀県 | 5.30件 |
4位 | 香川県 | 5.10件 |
5位 | 静岡県 | 4.86件 |
鳥取県は、1988年の62万人の人口から年々減少し、2016年には人口が57万人となっている。その影響もあって、29年間で68校が統廃合により、なくなってしまった。その体育館を活用して鳥取県がスポーツ施設に転換したということも影響し、定期的に室内で運動する習慣が根付いているのである。
PAJA鳥取では、鳥取の県民性にあわせた様々な作戦をとっていたのである。鳥取県民は熱しやすく冷めやすいという特性を活かして、月に1回、山登りやシーカヤックなど、施設とは関係ないイベントを開催したりこまめに話しかけてマンネリ化対策をしたり、施設内に学童保育スペースを設けて小さなお子さんを持つ方も通いやすいように工夫している。
現在の会員2,000人のうち、400人以上が10年以上継続しているお客さんなのだという。
滋賀県の日帰り旅行
滋賀県民は、外出好きの人が多いのだという。実際、旅行・行楽の年間行動者率は全国1位であり、
【旅行・行楽の年間行動者率(平成23年)】
1位 | 滋賀県 | 79.0% |
2位 | 神奈川県 | 78.3% |
3位 | 愛知県 | 77.6% |
4位 | 東京都 | 77.3% |
5位 | 奈良県 | 76.8% |
さらに、その旅行・行楽のうち、日帰りの割合も全国トップとなっているのである。
【旅行・行楽のうち、日帰りの割合(平成23年)】
1位 | 滋賀県 | 65.9% |
2位 | 愛知県 | 64.5% |
3位 | 岐阜県 | 63.3% |
4位 | 群馬県 | 63.0% |
5位 | 富山県・長野県 | 62.9% |
すなわち、滋賀県の儲かりエンターテインメントは日帰り旅行なのである。
大津市にあるびわ湖バレイでは、昨年360度を見渡せる”びわ湖テラス”をオープンさせた。びわ湖バレイを訪れるお客さんの半分くらいが滋賀県内からやってくるのだという。
なぜ、滋賀県民は県外ではなく、県内にとどまるのだろうか。
琵琶湖を中心に、伊吹山やマキノ高原、彦根城やショッピングモールなどが多くあり、県外に出なくても充分に遊べるのだという。
びわ湖バレイでは、2時間かけて行えるジップラインや1時間半かけて遊べるスカイウォーカー、テラスに併設されたカフェなど朝からゆったり過ごせば夕方に帰宅するには充分過ごせるのである。そうした工夫も滋賀県民に人気の秘密となっている。
びわ湖バレイは4月から11月までが営業期間となるが、その8ヶ月間での来場者数は約30万人となっている。
さらに、滋賀県民が最近注目しているのが、近江八幡市にあるたねやグループ クラブハリエが運営するラコリーナという施設がある。
ここは、バウムクーヘンからかき氷といった和菓子や洋菓子を販売しているいわゆるお菓子屋さんである。
さらに、お店だけでなく、子ども連れのご家庭でも楽しめる田んぼを再現した広々スペースを用意しており、家族連れにも大人気となっている。
このラコリーナ には年間213万人が来場しているというから驚きである。