[林先生が驚く初耳学]専門家が驚いた!人気チェーン店・躍進のヒミツきっかけの初耳学 – 2017年7月16日

林先生が驚く初耳学
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年7月16日放送の林先生が驚く初耳学は「専門家が驚いた!人気チェーン店・躍進のヒミツ〟きっかけの初耳学」と題して築地銀だこ、丸亀製麺、ニトリ、スシローなどに関わる初耳学を紹介!

 

専門家が驚いた!人気チェーン店・躍進のヒミツきっかけの初耳学

 

 

キユーピーで卵の殻は何に再利用されている?

 

キユーピー
キユーピー

 

家庭用マヨネーズの最大手メーカーであるキユーピー。1年間で使用する卵の数はなんと40億個にものぼるという。この数は日本で生産される卵の10分の1になるという。工場では1分間に600個の卵が割られている。

マヨネーズに使われているのは黄身の部分となり、その時に出た卵の殻は100%リサイクルで別の用途に使われている。

例えば、卵殻膜は美容パックや化粧液に使われている。卵殻膜はコラーゲンとヒアルロン酸を増やす働きをもっている。さらに肌に対して柔軟性や保湿効果が高いため、ストッキングなどの衣類にも使われている。

 

では、卵の殻は何に再利用されているかご存知でしょうか??

 

 

それは、チョークである。

卵の殻は細かく砕かれ、工場で練り込んでいく。そして薄く伸ばし細長い棒状にする。最後に8センチにするとエコチョークができあがるのである。

 




リサイクル繋がりとして、電柱のリサイクルも驚かされる。通常、電柱の寿命は40年と言われているが、古くなったものは抜き取られ、年間およそ1万本リサイクルが行われている。

リサイクルに使われるのが日本に3台しかない電柱を砕く機械。電柱は砂になるまでに細かく砕かれて、道路の路盤材としてリサイクルされるのである。

 

 

 

 

明石だこは正確には明石だこではない?

 

店舗数500店舗以上、日本一のたこ焼きチェーンである築地銀だこ。1997年に1号店をオープンさせたが、1号店は、本場の大阪でも築地でもなく群馬県なのである。

 

【主なたこ焼きチェーン店店舗数】

築地銀だこ 500店舗以上
くくる 56店舗
たこ八 12店舗
わなか 12店舗

 

この築地銀だこが日本一になれたのは日本人の食習慣の大革命があったからである。

築地銀だこの調理法は関東と関西の食習慣の違いを計算し尽くしたものなのである

と岸博幸教授は言う。

大阪の”ふわふわ食感”のたこ焼きは買ってすぐに食べ歩くのが基本であるが、東京や他の地域は食べ歩きをせずにテイクアウトする人がほとんど。

そこで、持ち帰った後でも形が崩れないように仕上げに油をかけて表面をカリッとさせているのである。

こうして、大阪の食べ歩きの定番品が日本中の手土産の定番となったのである。ちなみに、外側のカリカリは北京ダックを見て思いついたのだという。

 

日本人が消費するたこの8割が外国産(モロッコ・モーリタニア・中国など)である一方、国内産でその名を轟かせているのが明石だこである。明石だこは1キロ約5,000円という高級食材である。

 

しかし、明石だこは正確には明石だこではないという。その理由とは??

 

明石だこは正確には、既に絶滅していているのである。昭和38年に起こった通称”サンパチ冷害”という記録的な寒波で明石海峡の水温が4度以下になり、タコが生存できる水温以下になりほとんどが絶滅していてしまったのである。

いま、明石だこと言われているのは熊本県から約37,000匹 10トン以上ものメスの天草だこを放流したその子孫なのである。

 

 

 

うどんダイエットで効果が高いのは温かいうどん?冷たいうどん?

 

 

築地銀だこ以外にも本場以外でヒットしたものがある。それが丸亀製麺である。讃岐うどんの聖地・香川丸亀を名乗っているにも関わらず、本場の香川県には1店舗も出店していない。

しかし、現在国内に800店舗出店しており、いまや日本一のうどんチェーンとなっている。

 

丸亀製麺は、約800店舗全てがそれぞれの店舗で手作りをしているという。通常のチェーン店の場合、麺は大きな工場でまとめて製造し、あとは茹でるだけという状態で各店舗に送っているが、丸亀製麺では生地作りから各店舗で全て手作りしている。

 

近頃ネットを中心に話題となっているのが、うどんダイエットである。お米やパンに比べてうどんはカロリーや糖質が低いことからダイエット食として注目されているのである。

実は、温かいうどんと冷たいうどんでダイエット効果が変わる。実は冷たいうどんの方が太りにくいのである。

でんぷんは、消化・吸収しやすい形とそうでない形の2つに分かれるが、温度を下げることで難消化性でんぷん、すなわちレジスタントスターチに変わるものがある。その形になると、温度の下げ方次第では、吸収される率が下がるため太りにくくなるのである。

 

レジスタントスターチが多くなった冷たいうどんは血糖値の上昇を緩やかにし、インスリンの分泌を抑えられるため、太りにくくなるのである。冷たいうどんの中でも讃岐うどんがさらに効果的で、弾力性の高い讃岐うどんだと噛む回数が増え、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを抑えることができるのである。

 

 

 

伊達政宗:家臣とのボーイズラブスキャンダル

 

18歳で家督を継ぎ、23歳で奥州南部を制圧した東北の雄と呼ばれる、伊達政宗。

1613年、当時伊達政宗は53歳。その伊達政宗のそばにいたのが只野作十郎である。只野作十郎は伊達政宗の身辺の様々な雑用を請け負う役目を担っていたが、もうひとつ違う意味で伊達政宗にとって欠かせない存在であった。

それが…禁断の愛の相手であった。しかし、こうしたボーイズラブは当時純愛と思われており、驚くようなことではなかった。

これは、衆道と呼ばれる同性愛の形であった。当時は本人の意思とは関係ない政略結婚が当たり前だったため、男同士の固い絆の愛が武士たちに流行していたのである。

 

しかし、とある日、最愛の家臣であった只野作十郎の浮気疑惑が浮かび上がった。それを確かめようと伊達政宗は酒の力を借りて、只野作十郎にそのことを問い詰めた。

すると、普段から温厚な只野作十郎は激昂したという。そして、身の潔白を証明するために自分の腕に刀を突き刺したのである。これは”心中立て”と呼ばれる、愛の証明である。そして生まれた言葉が”心中”という言葉であると言われている。

そして、この心中が世に広まり、8代将軍徳川吉宗の時代には、あまりにも心中が広まりすぎて、心中禁止令が出たほどだという。

 

 

 

 

トイレのドアが内開きになっていたり外開きになっているのはなぜか?

 

トイレ ドア
トイレ ドア

 

海外と日本では家のドアに大きな違いがある。海外の家は押してあける”内開き”なのに対し、日本の玄関は引いて開ける”外開き”となっている。

これは、靴を脱いで家に上がる習慣のため、内開きだと靴が邪魔で開けられないというのが大きな理由である。

しかし、トイレのドアは外開きになっていることが多い。特に家のトイレのドアは外開きになっており、デパートなどのトイレは内開きになっていることが多い。

 

これはなぜだろうか?

 

家のトイレのドアが外開きなのは、万が一急病等で人が倒れても開けることができるように外開きになっており、デパートなどにおける内開きは防犯上の理由で内開きとなっているのである。

 

 

 

 

 

もうすぐ日本からブランド米が消えるかもしれない?

 

年間50店舗のペースで出店を続けるニトリ。やすさを実現できるのは、素材の調達から商品の製造、商品の物流を全て自社で実施しているからである。

 

業界最大手の回転寿司チェーン、スシロー。ほとんどが一皿100円で食べられる。なぜそんなに安く食べられるのか…そのポイントとなるのが、サイドメニューである。スシローでは食材を可能な限り使用して廃棄率を減らしている。

スシローでは、寿司以外のサイドメニューを作ることで食材を無駄なく使い切っているのである。例えば、マグロを一匹仕入れ、大部分は寿司のネタに使用するが、余った身や骨などはラーメンの材料として出汁や竜田揚げとして使っているのである。

 

お寿司に欠かせないお米から初耳学。

現在日本では300種類以上のブランド米が存在する。そんななかでいまコメ業界が大注目する新ブランド米があるという。それが、新潟県が7年かけて開発した”新之助”というブランドである。

味に関わる試験によれば、コシヒカリに匹敵する数値を出している。

 


2017年4月にある法案が可決されたことにも関係しているが、もうすぐ日本からブランド米が消えるかもしれないと言われている。これはどういうことだろうか?

 

種子法(主要農産物種子法)は1952年に制定され、稲や麦、大豆など主要な農産物を安定供給するため、種子の開発や生産・普及を都道府県に義務付ける法律である。この制度のもと、各都道府県で品種の開発が行われてきた。

 

この種子法が廃止されたのが2017年4月で、この趣旨法の廃止は民間企業の品種開発参入を促すためとされているが、新品種の開発には10年以上かかるとも言われており、積極的に参入する企業はほとんど出てこないと言われている。

したがって、日本でいま広まっているブランド米が今後なくなっていくのではないかと懸念されているのである。

 

ブランド米につけられているカタカナ表記とひらがな表記には違いがある。かつてはカタカナで表記されているものは農業試験場で開発されたものでひらがなで表記されているものは都道府県が開発したものであった。今では自由に名前をつけられるようになっている。