[林先生が驚く初耳学]東海道新幹線の新・ご当地グルメの初耳学 – 2017年8月20日

林先生が驚く初耳学
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年8月20日放送の林先生が驚く初耳学は東海道新幹線の新・ご当地グルメ特集。

 

沿線の食事情を知り尽くす食の賢人が厳選した最新グルメ情報をもとに、その地域ならではの魅力が詰まった最新ご当地グルメを紹介するとともに、関連する知識や情報を林先生に出題。

具材の意外さで話題の絶品バーガー、100年の歴史に革命を起こしたカレーうどん、伝統を重んじながら進化を遂げる老舗ブランドとのコラボメニューなど、〝イマ絶対に食べに行きたい!〟沿線グルメが続々登場!!

東海道新幹線は得意ジャンル…と自信満々の林先生だが、はたして〝初耳学〟に認定されるのは!?

 

テスト範囲設定:東海道新幹線沿線で生まれた新・ご当地グルメ2017

 

 

 

ツナ缶=マグロではない?

 

海外との玄関口として栄えたことから数多くの洋食店が栄えた新横浜駅。新横浜にあるラーメン博物館に今年アメリカNYから逆輸入されたラーメン店がYUJI RAMENである。

 

YUJI RAMEN
YUJI RAMEN

 

スープは神奈川県三崎港で取れたマグロの骨とアラを使い、隠し味に柚子胡椒が入っている。チャーシューの代わりに入っているのがマグロのハラモ。マグロ1本からわずか5%しか取れない希少部位である。

 

ここで、マグロに関する初耳学。

ツナ缶=マグロではない。英語でツナと言えば、マグロと訳されるが、ツナ缶=マグロではないのだという。これは一体どういうことなのだろうか?

 

スキップジャックツナという名前を聞いたことあるでしょうか?これは、日本語でカツオを表す。カツオにもツナという言葉が使われているのです。

それは、

このようにマグロとカツオは同じスズキ目サバ科に位置しており、非常に近い魚となっている。従って、カツオもツナと呼ばれるのである。

実際、はごろもフーズから発売されているシーチキンマイルドは原材料がカツオとなっている。


マグロに比べてカツオは漁獲量も豊富で値段も手頃なため、世界的には約7割のツナ缶がカツオを原材料としている。

 

東海道新幹線には様々な駅があるが、改めてご当地グルメを調べてみると、実はいまその土地のグルメと言われているものの発祥がその土地ではないものもある。例えば、名古屋発祥と言われている天むすはもともと三重県発祥と言われているし、ういろうは小田原発祥、山口発祥などと言われている。

またういろう外郎と書くが、外があれば内もある。これはないろと言われ、ういろうにこしあんが練り込まれたものである。

 

 

 

おでんを作るときの正しい並べ方がある!

 

蒲鉾や湘南シラスが人気の小田原駅。

老舗蒲鉾店12社と地元商店が作り出した小田原おでん。小田原すじや地あじ雑魚ちくわなどは、ここでしか食べることができない。

じつはおでんは、おいしくするための正しい並べ方があるというのである。その並べ方には2つのポイントがあるのだが、ご存知でしょうか?

 

ポイントは2つ。

  • 出汁を吸うものと出すものの選別
  • 煮えやすいものかどうか

この組み合わせによっておでん鍋に入れてあげると味が均一になるのだという。

 

おでんの具 入れ方
おでんの具 入れ方

 

 

 

 

東海道新幹線「のぞみ」のJR東海とJR西日本の見分け方は?

 

熱海駅にある絶品丼がとりまぶし。そこで使われている地鶏が幻の地鶏である熱海北条鶏である。その最大の魅力はひつまぶしのように自分で味を変化させることができる。

 

とりまぶし
とりまぶし

 

 

 

三島駅でもっとも注目されている絶品バーガーが”THIS伊豆しいたけバーガー”である。三島駅のある伊豆エリアはしいたけ栽培発祥の地といわれ、しいたけ栽培にかかせないクヌギなどの原木林が多く、温暖多湿の土地柄でしいたけ栽培に適しているのである。

THIS伊豆しいたけバーガー
THIS伊豆しいたけバーガー

 

静岡駅周辺と言えば、お茶が有名である。800年の歴史を誇り、手頃なものから高級品までさまざま。高級品に至っては東頭(とうべっとう)という銘柄で100グラム1万円というものまである。


そんなお茶を生んだ静岡が生んだご当地グルメが静岡茶漬けである。静岡茶漬けは静岡茶をかけるだけ、という広い定義付けがされており、自由度が高くお店によってお茶や具材が異なり、さまざまな味が楽しめる。

その中でも特に人気なのが、GRILL炙之介で出される”生桜えびと太刀魚の燻製茶漬け”である。また、無庵で提供される”あじのなめろう茶漬け”、浮月楼の”マグロの茶漬け”なども人気である。

浮月楼の”マグロの茶漬け”は、徳川家康が愛飲したと言われる本山茶が使われ、マグロの味をさらに引き立ててくれる。

 

そんな東海道新幹線の車両に関しての初耳学。

東海道新幹線”のぞみ”はJR東海の車両とJR西日本の車両の2種類があるが、その見分け方をご存知でしょうか。見分けるポイントは2つあると言います。

 

  • JR西日本は車両のロゴが青、JR東海はオレンジとなっている。
  • 車両放送チャイムがJR西日本は「いい日旅立ち・西へ」、JR東海が「Ambitious Japan」

 

ここが見分けるポイントである。

 

 

 

カレーのシミ対策で劇的に落とすことができる裏ワザとは?

 

次の駅は愛知県豊橋市の豊橋駅。豊橋と言えば、豊橋うどんが有名であるが、その中でも特に注目なのが、玉川の豊橋カレーうどんである。この豊橋カレーうどんはカレーうどん・とろろ・ごはんと3層構造になっており、これが新ご当地グルメとなっている。

豊橋カレーうどん
豊橋カレーうどん

 

カレーうどんを食べる時に気になるのが、カレーの飛び散りである。そしてカレーが飛び散ってしまうとなかなか落ちない。それがカレーもしくはカレーうどんを敬遠されるひとつの要因である。

しかし、ついてしまったシミを洗剤で洗う前にひと手間することによって劇的にシミの落ち具合が異なるのだという。その方法とは一体何でしょうか?

 

それは、洗う前に天日干しにすることである。カレーの色素であるクルクミンは洗剤であらってしまうと、反応を起こして落ちにくくなる可能性があるため、天日干しにして紫外線によって成分を分解することによって、落ちやすくなるのである。

 

 

 

トーストには焼く時に正しい向きがある

 

つづいては名古屋駅。名古屋のモーニングと言えば小倉トースト。トーストの上にあんが乗っている名古屋のモーニングでは定番の商品である。これがいま進化を遂げているという。それが、神戸館の鉄板小倉トーストである。

 


小倉トーストでも重要になってくるトーストに関しての出題。実はトーストには正しい向きがあり、焼く時にはその向きを気をつけなければならいのだという。どのようにしたら良いのだろうか。

 

 

トーストには、向きがあり、上のほうが密度が低く、下のほうが密度が高い。したがって焼く際は、奥に密度が高いほう、手前に密度が低いほう、というような向きにすることによってむらなく焼くことができるのである。

 

万が一パンを取り出してしまってもパンの耳を確認することによって、上下を見分けることができる。食パンの上はつるつるしており、下はザラザラしている。ここで上下を見分けることができるのである。

 

トースト上下の見分け方
トースト上下の見分け方

 

 

 

清水寺は密かに400年後に控えて入手しているものがある

 

つづいては京都駅。老舗ブランドと京食材のコラボレーション。ここで紹介する新ご当地グルメは黒七味で有名な創業1703年の祇園 原了郭のカレー、九条ねぎカレーである。

そんな京都で有名なのが清水寺である。

その清水寺から初耳学。

実は清水寺では、400年後に備えて密かに入手しているものがある、という。

 

それは、ケヤキの木である。現行の清水寺にある清水の舞台が再建されたのは1600年頃で、平均寿命は800年と言われている。木材文化の衰退により日本ではなかなかケヤキ材の入手が難しくなってきたため、400年後の再建時にケヤキ材を用意するためにいまから準備を始めているというのである。

 

このように植林を通して守られている日本の伝統は宮城県気仙沼市でも行われている。毎年6月カキの漁師を中心に気仙沼湾に流れ込む大川の源流で植林活動を行っている。

一見無関係に思えるカキ漁と植林であるが植林で作られる豊かな土壌の養分が溶け出し良質なカキ漁場を作り出しているのである。