[ミライダネ]( JINS MEME / hitoe ) 身につければ健康になる!? ウエアラブルの技 – 2017年8月12日

ミライダネ
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年8月12日放送のNEC presentsミライダネは「身につければ健康になる!? ウエアラブルの技」と題して、集中力を測るJINS MEME 、心拍数・心電図を計測できるhitoeを紹介。

 

市民ランナーの皆さんがよく使っている、走った距離や時間などを測ってくれる便利な腕時計ってありますよね?そのほかにも睡眠の度合いを測定してくれる腕時計があるなど、いま体に常に身につけて、自分自身の“健康”情報を提供してくれるウエアラブル端末が急速に普及し始めています。

今夜のミライダネはさらに、かけるだけで自分の集中度合いや体のゆがみまで分かってしまうメガネ、着るだけで心拍数が分かりさらには心電図まで測定できるようになるというシャツが登場!進化し続けるウエアラブルの実力に迫ります!

 

 

集中力を測るJINS MEME 、心拍数・心電図を計測できるhitoe

 

メガネ型ウェアラブルで姿勢矯正?

 

大勢のランナーが行き交う皇居周辺。マラソンランナーが最近よくつけているのがウェアラブル端末。心拍数や走行距離などを知ることができる。さらに、近年では時計型だけでなく、メガネ型のウェアラブルも登場している。

 

 

オフィス家具の製造販売を行う岡村製作所では、”身につけるコンピュータ”を社員に支給したのだという。それがメガネ型のウェアラブル端末”JINS MEME”である。このJINS MEMEをかけることによって、自分自身の集中力がわかるのだという。

 

社員は、このJINS MEMEをかけて連動するスマホアプリによって、自分自身が集中しやすい時間帯を理解することができるのだという。岡村製作所では社員50名がこのJINS MEMEを利用しており、これによって、自分がいつ集中しやすいかを判断し、仕事の効率化に役立てたいと考えているのだという。

では一体どのように集中力の高さを判断しているのだろうか。このJINS MEMEの開発者に聞くと、まばたきと目の動きを計測する事によって集中度合いを計測しているのだという。人間の集中力は瞬きが多いと集中力が低く、瞬きが少ないと集中力が高い状態なのだという。

人間の黒目はプラスの電気を帯びており、鼻あての部分につけられたセンサーで瞬きの状態を感知しているのだという。さらに、このJINS MEMEでわかるのは集中力だけでなく、姿勢まで計測しているのだという。

JINS MEMEの耳掛けの部分にもセンサーがついており、そこで頭の動きを感知している。そのデータから体全体の傾きや重心などを割り出せるのだという。

このセンサーで体の傾き具合を図るとともに、体の重心を整えるためのトレーニングメニューもアプリ内に入っている。

 

JINS MEMEの開発のきっかけは、メガネはパンツの次に人間が長時間身につけているものだと気づき、メガネの装着がずっとその人に寄り添えているからこそ、その人の状態を知るきっかけになるのではないかということだったのだという。

今後は、1年に1回、人間ドックをするのではなく、JINS MEME をしていることによってその人の健康状態をずっと知ることができる(何か異変があればすぐ気づくことができる)きっかけになるのではないかと考えているのだという。

 

 

 

 

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心拍数・心電図を測る事ができるシャツ hitoe

 

hitoeという身につけるコンピュータをご存知だろうか?

着るだけで心拍数を図ってもらえるすぐれものである。この画期的なシャツを開発したのが、NTT物性科学基礎研究所の塚田信吾さんである。

5 レッドライン 181〜192
4 無酸素性 170〜180
3 有酸素性 159〜169
2 脂肪燃焼 148〜158
1 イージー 138〜147

 

運動中の心拍数は5つのゾーンに分けることが出来(個人差あり)、レベル4の無酸素性は心拍数があがりすぎて無酸素運動になるため脂肪が燃焼されにくくなってしまうというのだ。ジョギングは心拍レベル2〜3のゾーンを維持するのが効果的であると言われている。

 

上記のシャツの内側についている白っぽい布にセンサーが取り付けられている。

hitoe センサー
hitoe センサー

 

これは、NTTと東レが共同開発した心臓の電気信号で心拍数を測る特殊素材である。心拍数の計測であれば、腕時計型のウェアラブル端末で図れるものが多くあるのであるが、両者には大きな違いがあるのだという。

腕時計型の場合、血管に光を当て血液の流れから心拍数を割り出すため、多少の誤差がでる事があるのだという。一方hitoeの場合は心臓の電気信号から直接計測を行っているためより高い精度で心拍数を測ることができるのだという。

 

このhitoeが運動をする人の心拍数管理に役立つことはわかるのだが、それ以外にも重要な病気の兆候の早期発見にも役立つのだという。心拍数というのは、心臓の兆候を探る重要な要素となっており、その変化に早く気づく事によって、重要な病気を早期に発見することができるのだという。

 

そして、いまこのシャツに新たな機能が追加されようとしている。その機能とは心電図である。心電図からは心拍数よりもより多くの心臓に関する情報を得ることができる。そのため、より病気の発見をしやすくなるのだという。

心臓に異変の兆候がある人には、ホルター心電図といった長時間計測可能な装置をつけるのが一般的だが、器具をつけたまま日常生活を送るのは大変むずかしい検査キットであった。しかし、hitoeであれば、それが簡単にできるようになるのである。