こんにちは。ひとりで.comです。
2017年8月26日放送のNEC presentsミライダネは「ICTで健康を作れ」と題して、健康管理のための最新技術を紹介する。
健康なカラダをつくってキープする・・・誰もがそう願うものの、なかなかうまくいかないのが実情。でもICTの技術を使えば、あたかも自分専属のトレーナーがいるかのような日常生活を過ごせ、健康を実現できるって知ってますか?
全ての食事を管理栄養士がチェックしてダイエットを可能にするサービスや、日常生活を全てスマホで記録し体調を管理することで、スポーツでのパフォーマンスを上げケガの予防までできちゃう仕組みも登場!プロスポーツ界をも支える知られざる黒子の技術に迫ります!
スマホで健康管理
2年前にオープンしたR-body projectというスポーツジム。他のジムと違うのは健康の悩みを解決するというコンセプトがあるというところ。
今回のキャスター、宮島咲良さんは、腰痛持ちで夜眠れないぐらいの痛さがあるという。そこでまずは検査を実施。検査はおよそ10項目。体の動きや姿勢をチェックし、全てのデータをコンピュータに入力し、トレーナー全員で共有する。
その結果をもとに改善のためのトレーニングメニューを作ってくれる。過去のトレーニング結果を見ることもできるため、会員からも安心と評判。
ジムに来ない日も自宅でトレーニングできるように必要なトレーニングをスマホで確認することもできるようになっている。
FiNCのダイエット家庭教師アプリ
スマートフォンで食事の写真を送ると専属の管理栄養士がその食事をチェックしてくれるサービスである。プレミアムコースは60日間で10万円となかなかの高額。
このサービスで9.5キロの減量に成功した女性もいるという。
このサービスでは管理栄養士は全部で500人ほどおり、そのアプリを提供しているのがFiNCである。
クライムディービーで部活の選手のケガ予防
CLIMB DB(クライムディービー)というアプリは、夜寝た時刻、朝起きた時刻、3食の食事の内容に細かいトレーニングの内容とおよそ20項目を入れることによってケガの予防を管理することができるという。
国学院久我山のバスケットボールでは、昨年からこのアプリの導入を決めた。その真意について監督は…
たいはんの生徒はケガをしないため、ケガの予防に関してあまり意識をしてくれない。しかし、データを入力させることによって、自分の状態が細かく見れるようになり、どこが注意すべき箇所なのかがわかるようになる。そうすることによって、ケガ予防に意識するようになる
という。
部員たちの意識もこれによって変化してきており、体調が良い時と体重の推移などがわかるようになり、意識するようになったという。
また、全データを指導者が見ることによって、トレーニングメニューなどを決定するようにしている。
実はこのアプリ、Jリーグのコンサドーレ札幌やバレーボールのJTマーヴェラスなども利用している。プロ・アマあわせて500ものチームが利用している。
このアプリを開発したのは、2009年に設立されたベンチャー企業、CLIMB factoryである。
プロスポーツ選手でも、未だに自身の健康管理に関してはノートで手書きで行っている事が多いという。従って、選手の健康管理をデータで管理できるのは画期的である。
さらに近年では、整骨院でもアプリに入力したデータを閲覧することができるようにしたため、整骨院でもどこに原因があるのかわかりやすくなった。
東京工業大学の林宣宏准教授。普段は血液中のタンパク質で病気を予防する研究を行っている。現在、アプリで集めたデータとタンパク質との関係を研究している。近い将来には、ウェアラブル端末のようなもので、タンパク質の状態がわかるようなものを作りたいと考えているという。