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2017年9月24日放送のがっちりマンデーは「知られざる「業務用」便利グッズの世界！「腕首楽ポン」「すべらんマット」が便利すぎる！」と題して腕首楽ポン、すべらんマット、デオマジックといった業務用便利グッズを紹介します。

儲かる業務用便利グッズ。その知られざる便利さとは？

【目次】

ぶどう農家に大人気のニッチグッズ：三森商店

山梨県甲州市勝沼町にある三森商店。このお店、地元の農家には業務用便利グッズの聖地と言われるほどである。

甲州市勝沼と言えば、日本一のぶどうの産地である。

近隣のぶどう農家に欠かせない便利グッズが三森商店にはたくさんおいてあるのである。

例えば「腕首楽ポン」という商品はぶどうの収穫時に作業が非常に楽になる便利グッズである。

上記画像のように、二の腕と首に装着することによって、常に腕を挙げて行う作業の作業負荷を軽減してくれるのである。

さらに、常に中腰になったまま作業を行うため、中腰の状態でも負担がかからないように「楽テール」という椅子のような商品もある。

さらにぶどうを剪定する際は「ぶどう鋏」という特別な鋏を利用している。このぶどう鋏には、柄の部分に目盛りがついており、ぶどうの大きさ（ながさ）をこれを使って揃えることができる。

このぶどう鋏の先端は丸みを帯びており、剪定の際に他のぶどうを傷つけないようにできているのである。

また、ハウス用ホッチキスと言って、針金ごしに止めることができるホッチキスなども用意されている。

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さらに、タカやトンビ対策のカイト鷹というアイテムや、鳥獣よけヘビと言ったグッズも三森商店で販売されている。

ここにはぶどう農家からの要望が絶えず集まってくるため、その要望を取りまとめ新商品を開発。そして、それを販売するということを行っているため、ニッチな商品が集まっているのである。

三森商店は、そうしたニッチな商品があるという噂が広まって、全国各地から大口の注文が絶えないのだという。

山口県光市にあるのが兼子産業。この小さな会社が作ったとある便利グッズが全国の物流業界で大ヒット中なのである。

その商品が「すべらんマット」という商品である。フォークリフトの爪の部分に装着することで、パレットが全くすべらなくなる。

この「すべらんマット」はサイズによって2万円〜7万円とそれなりの価格だが、年間2,000セットを売り上げるヒット商品なのである。

そこまでヒットするのであれば大手企業が参入してきそうであるが、大手企業にとってはそこまで市場規模が大きくないマーケットなので参入してこないのである。

兼子産業の本業は運送用の木箱やパレットなど梱包材を作る会社である。ものを運ぶ物流業界に精通しているからこそ、全国に100万台以上あるフォークリフトのユーザーの悩みを察知することができ、すべらんマットのようなヒット商品を開発することができたのである。

さらに兼子産業が開発したヒット商品は、フォークリフトの水平チェッカーである。

これをフォークリフトにつけることによって、フォークリフトの爪が水平かどうか運転しながら確認することができる。

さらに2017年10月1日に発売される新商品がフォークリフトマーカーである。これを活用することによって、フォークリフトの爪がどこまで刺さっているのか一目瞭然になる。

例えば手前のパレットだけフォークリフトで運びたいときなどに活用できる。

現在、便利グッズだけで1億円ほどの売上があるという。

兵庫県赤穂市にある丸尾牧場。ここでは、120頭の乳牛を飼育している。ここで使われている便利グッズが牧場のニオイ対策グッズである。特に畜産農家の周辺は、牧場からのニオイに悩まされていることが多い。

ここで使われているのがデオマジックという便利グッズである。このデオマジックを開発したのは、シキボウ株式会社である。

デオマジックは悪臭と交じることによって、良い匂いになるように設計されている。

実は、一般的に販売されている香水も、多くの香料の中に悪臭が含まれている。この原理を利用して、悪臭だけ取り除いたデオマジックを作れば、悪臭と混じった際に良い匂いに変化する、ということ仕組みである。

かかる費用も1日約1,000円程度とそこまで高価ではない。

この仕組みを利用して、バキュームカー、生ゴミ回収車などにも応用されており、2014年の発売から前年比3倍のペースで売上が伸びている。

ちなみに、このデオマジックは人間の異臭対策の薬用クリームとしても開発されている。