こんにちは。ひとりで.comです。
2017年9月17日放送のがっちりマンデーは「検証!森永卓郎オススメ会社は儲かってるのか?とっておき情報「地面補強の会社」にまさかの事態が!?」と題して森永卓郎さんが毎回番組の最後に紹介している企業が本当に儲かっているのか調査してみました。
検証!森永卓郎オススメ会社は儲かってるのか?
ご当地土産を作るツジセイ製菓
2016年3月20日放送の「儲かるお膳立ての回」で紹介した企業がツジセイ製菓株式会社という企業。この企業は全国のお土産お菓子をまとめて作っている企業であるが、本当に儲かっているのだろうか。
香川県高松市に本社を構えるツジセイ製菓。工場内は撮影NGなところが多いが、一部分だけ公開してくれた。
この日工場で作っていたのは、パイ。中身が異なるだけで様々な産地のお土産に変化するという。例えばイチゴの中身であれば京都のお土産、マンゴーの中身であれば宮崎のお土産といった具合にである。全国のお土産お菓子を一気に製造しており、その数は50種類以上にもなる。
さらに隣のオーブンではミルククッキー。こちらも全国50ヶ所以上のお土産として人気となっている。しかもミルククッキー自体はどれも同じ味で、クッキーの表面にその土地にあった柄をプリントして差別化を図っているのである。
昔は、この表面のプリントに時間がかかっていたが、今ではデータを貰えれば瞬時にプリントできるようになっているのだという。
この日製造していたのは、高知のお土産である土佐の浪人クラブというお菓子である。
このプリントを変えるだけで、北陸新幹線で販売されているはろうきてぃミルククッキーに変わるという。さらに仙台うみの杜水族館でのお土産にも早変わりする。
こうして、年間売上は25億円ほどになっている。
フリー工業はデコメッシュでがっちり
2016年9月4日放送の「儲かる地面ビジネス」の回では、フリー工業という会社ののり面加工(ウッドスロープ工法)という技術が紹介された。
東京都台東区にあるフリー工業株式会社。当時紹介したウッドスロープ工法は今ではほとんど使われなくなってしまっているのだという。というのも、林業における職人不足、高齢化、バイオマス発電での間伐材の使用により間伐材が手に入らないのだという。
しかし、フリー工業では新しい斜面補強の工法を開発してビジネスを拡大しているらしい。
それがデコメッシュという工法である。
このデコメッシュは斜面などの土砂崩れを防ぐコンクリートの壁を作るための型枠の事を言う。表面が凸凹しているためデコメッシュなのだという。
斜面をコンクリートで固める一般的な工法だと、木の板を積み上げ型枠を作り、そこにコンクリートを流し込むのであるが、それだと、しっかり金属で補強を行ったり、出来上がった後に型枠をバラしたりしなくてはならない。
しかし、デコメッシュだと、軽くて作業負担がかなり低減される。さらに、デコメッシュを設置した箇所にコンクリートに流し込み、振動を与えてやることで、均一にコンクリートが固まるようになり、さらにデコメッシュは、その後外す必要がないため、撤去作業も必要なくなるのである。
このやり方によって、工事に必要な人員は9分の1、工期は半分となり、工事費が大幅に削減されるのである。
高級料亭でも使われている単品カタログのジーエフシー
2015年6月26日放送の「儲かるプロカタログ」の回で紹介されたジーエフシーの和食単品カタログである。
ジーエフシー株式会社は全国のホテルや料亭で使う食材や料理をおさめる問屋で、手間がかかるが前菜や付け合せにあると便利な商品を多く扱っている。
このジーエフシー の飲食店専門カタログ「趣」には、およそ3,500点もの商品が掲載されている。それを全て作ることはできないため、ジーエフシー では自社では工場を持たずにメニューを考えて売り込む事を行っているのである。
料理を作るのは、全国に800ある取引先の工場でそれぞれの料理に強い工場に依頼をしている。したがって、ジーエフシー は、プロが使いたいというメニューを考える事が重要なのである。
メニューを考える上でのポイントは、
- 作り置きしても美味しく食べられること
- 食材がキレイ過ぎてもダメ
そんなジーエフシーの年間売上は250億になるという。
企画を変えてがっちり!ごはん会のキッチハイク
2016年9月25日放送の「儲かるスキマビジネス」ではバイク専用駐車場や屋上のバーベキュー場などが紹介された。
ここで森永卓郎さんが紹介したのが株式会社キッチハイクである。東京都台東区に本社を置くキッチハイク、当時はそんなに儲かっていなかったのだという。
キッチハイク は家庭の食卓に海外の旅行者がお邪魔してご飯を食べるという形式のため、せっかく気に入ったとしてもたびたび旅行に来ることもなくリピーターが増えずに盛り上がらなかったのだという。
そこで、1年半前にやり方を少し変更したところ、利用者数が10倍以上に増加したのだという。
主催者が会費を決めてごはん会を計画し、参加者をホームページやアプリで募集。会費はキッチハイク が徴収し、10%が手数料となる。残りの90%が主催者に入る形式にしたところ、利用者が延びたのだという。このキッチハイク を副業として行っている人も多いのだという。
こうしたごはん会は、全国で毎月約200回ほど開催されているのだという。