[がっちりマンデー!!] ( 文化シヤッター / エコモット / 音羽電機工業 ) お天気ビジネス!大雨も!強風にも!負けない! うすうすシートで浸水を止める??避雷針よりスゴいやつ?? – 2017年9月10日

がっちりマンデー
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年9月10日放送のがっちりマンデーは「お天気ビジネス!大雨も!強風にも!負けない!うすうすシートで浸水を止める??避雷針よりスゴいやつ??」と題してお天気にまつわるビジネスを展開する企業を特集。

 

浸水被害に”止めピタ”、風速予測の”サインロイド2”、雷被害防止の”避雷器”

 

 

文化シヤッターの止水事業

東京都文京区にある文化シヤッター。ビルやガレージなどのシャッターを製造している企業でシャッター業界2位のシェアを誇る。

そんな文化シヤッターの新事業が止水ビジネスである。近年の異常気象による浸水被害をシャッターやドアで止めるというものである。

ゲリラ豪雨から浸水被害を食い止めようと開発されたのが止めピタという商品である。

止めピタ
止めピタ

 

これまでの浸水対策として最も一般的だったのが、土嚢である。しかしこの土嚢、運ぶには重く設置に時間がかかってしまうという難点があった。近年のゲリラ豪雨は短時間のうちに大量の雨が降るということもあり、設置までの時間が重要だった。

この止めピタはあらかじめドアの縁にフックを取り付けておくことにより、設置までにかかる時間はおよそ3分と短い。

止めピタには、樹脂がついており、水圧によって、この樹脂とドアの隙間がピタッととめられるため、浸水を防ぐことができるようになっている。

止めピタ
止めピタ

 

さらに昨年発売された画期的な止水マシーンが起伏式止水板である。マンションの入口や駐車場などに用いられているもので、設置されている防水パネルが水より軽い素材になっているため、水が入ってくると浮力によって自動的にパネルが浮き上がり、水の侵入を防いでくれるという仕組みとなっている。

 

起伏式止水板
起伏式止水板

 

 

こうしたシャッターを応用した仕組みで文化シヤッターの止水事業は2012年のスタートから2016年には6億2,000万までになっている。

 

 

 

風速予測:エコモットのサインロイド2

 

北海道札幌市のエコモット株式会社。ここが行っているお天気ビジネスが風速の予測である。風速の予測というのは通常の天気予報でもあるように思われるが、エコモットが行っているのは広範囲の風速予測ではなく、ピンポイントでの風速予測なのである。

 

エコモット株式会社がピンポイントの風速予測用に開発したのがサインロイド2である。

 

サインロイド2
サインロイド2

 

このサインロイド2は、設置している地点の風速を最大6時間先まで10分単位で予測することができる。

このピンポイント風速予測はいったいどんなところにニーズがあるのだろうか。

それは…建設現場である。建設現場では行う作業や扱う機械が天気や風速によって変わることがよくある。その為、風速が事前に予測できていると

1時間後、風速が強くなりそうなので、クレーン作業を今のうちに終わらせておこう

などと判断できるという。

※クレーンなどの重機は風速10m/s以上になる場合、作業を中止する決まりとなっている。

2017年1月に発売したばかりのサインロイド2であるが、いま建設会社からの問い合わせが殺到しているという。

ではなぜそこまでピンポイントでの風速予測が可能になったのだろうか。それは気象予報会社との連携によって可能になったのだという。その連携先がライフビジネスウェザーという会社である。この会社は気象庁の20キロ四方の天気予報を独自に解析し1キロ四方の細かい天気予報をしている会社である。

もちろん、風速も1キロ四方で予報しているが、風速の場合、ビル風や地形など様々な影響を受けるため、サインロイドのデータとライフビジネスウェザーの予報データを組み合わせ、AIで分析することによってピンポイントのデータを予報しているのです。

 

 

 

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雷ビジネスでがっちりの音羽電機工業


兵庫県尼崎市にある音羽電機工業。この企業は雷に関するお天気ビジネスを展開している企業であるが、日本では年間100万回も落雷が発生しているのだという。

音羽電機工業については、未来世紀ジパングでも特集されています。

 

落雷の被害で一番被害が大きいのは電気機器が壊れてしまうことである。その被害額は年間およそ2,000億とも言われている。そんな雷からの被害を守る国内唯一の専門メーカーが音羽電機工業である。

音羽電機工業の主力商品が避雷器である。”避雷針”という言葉は聞いたことがある人も多いかと思うが、実は雷の力は強力すぎて避雷針によって雷の力を地面に逃したとしても、地面を伝ってそのエネルギーが伝わり数キロ先まで被害が及んでしまうということもあるのである。

そこで開発したのが避雷器である。避雷器は電気配線の中に組み込まれ、雷のような強力な電流が来た時にだけ、その電流を別の回路に逃しているのである。

この避雷器は既にさまざまなところに導入されており、東京のほとんどのオフィスビルに導入されているし電車や新幹線、電柱、信号、産業用ロボット、東京スカイツリーにも導入されている。

 

こうした雷対策に欠かせないのが、雷の電流を発生させる装置である。音羽電機工業では自然の雷を99%再現できる機械を作り、実際の雷とほぼ同等の電気を発生させることができるのである。

通常の家庭用コンセントは15Aであるのに対し、雷発生装置はその14,700倍の22万Aもある。

 

最近、耐雷試験を頻繁に行っているのが旅客機である。実は国内でも旅客機にも雷が多く落ちており、万が一旅客機が落雷に耐えられないと大きな事故に繋がってしまうのである。いま注目の国産ジェット機MRJも音羽電機工業の雷で耐久テストをしていたのだという。

 

さらに音羽電機工業では、雷レーダーという20キロ先の雷を検知してその危険度を知らせることができる装置を開発。この雷レーダーが活躍するのが学校である。特に敷地が広い学校などでは、避雷針だとカバーできないこともあり、雷レーダーを活用しているのだという。