こんにちは。ひとりで.comです。
2017年10月7日放送のNEC presentsミライダネは「子どもが超笑顔!学び方が変わる」。
学校で“勉強する”って、「楽しい」かったことより、「宿題が多くて大変」「嫌いな科目は苦痛」と マイナスのイメージを持っている人が多くありませんか?
そんな学校教育の現場で、子どもたちが面白がって勉強している事例が今日の技術!
アメリカ生まれのAI(人工知能)ロボットが大活躍、子どもがネイティブ並みの発音ができるようになる英語の授業とは!?
小学生が簡単にオリジナルの歌を作詞作曲!これまでにない音楽を楽しめる授業の仕掛けとは!? もう、先生もいらなくなっちゃう!?かもしれないミライ技術に迫ります!
子どもが超笑顔!学び方が変わる
英会話の発音上達にミュージオ
東京府中市にある明星小学校にはミュージオという英会話ロボットが教室に置いてある。会話の内容はタブレットに表示される。
ミュージオは人工知能を搭載したアメリカ製のロボットである。英語で話しかけられたミュージオ はインターネットでその言葉を検索し、わずか数秒でもっとも適切な言葉を判断する。英語しか話せないこのミュージオ 、もともとはアメリカでコミュニケーションロボットとして開発されたものである。
ところが、英語の授業に使えるのではないかと目をつけたのが日本人。2017年4月に日本で発売されるやいなや明星小学校で導入されたのである。
ミュージオには正しい発音を伝えないと判別してくれない。通常の学校の授業だと正しい発音かどうかは加味されない傾向が強く、その場面においてミュージオ を活用することによって正しい発音を生徒が理解できるようになる。
さらに、この学校では、よりミュージオ を活用できないかとミュージオ の開発会社であるAKA合同会社と共同で新機能の開発に乗り出していた。
その後、開発された新機能は単語テスト機能である。日本文が表示され、それに対してミュージオ に正しい英文を伝える。発音と内容、両方をクリアしないと次の問題にすすむことができないという機能をつけたのである。
ボーカロイドで曲作りをする小学校の音楽の授業
奈良にある帝塚山小学校でも新しい使い方が進んでいた。帝塚山小学校の音楽の授業で生徒が触れているのは楽器ではなくタブレット。歌を作り、コンピュータに歌わせることができるボーカロイドがこのタブレットに入っている。
これを使って、クラスのオリジナルソングを使おうというのです。2017年2月からこの取り組みを始めている。
このボーカロイドを開発したのがヤマハ。ボーカロイドを用いることによって、楽譜が読めなくても感覚的に曲の作曲ができるようになる。さらにボーカロイドには伴奏が収録されておりその中から適切な伴奏を選択することでより本格的な曲に仕上げることができる。
帝塚山小学校では、1クラスを12のグループにわけ、1月から12月までの出来事や特徴を歌詞として作成し、それに対して曲を作っていた。
グループによっては、旋律の音をバラけさせて混声合唱にするグループも。グループによって特徴のある曲ができ、自分たちで作った曲のため、実際に歌う時も非常に愛着が湧くとあって、生徒たちからも評判となっているのだという。