こんにちは。ひとりで.comです。
2017年11月19日放送のがっちりマンデーは「地元のピンチを救え!お役所ヒーロー!ヒーローのパワーで家を売る!ロケも仕切る!?」と題して町の公務員が大活躍する3つの市区町村を紹介!
がっちりいこうと頑張っているのは、民間だけではなかった!地域の発展のために奮闘する公務員が登場! 岐阜県には、貧しい村を蘇らせた最強のヒーローがいた! 山形県天童市では、今流行りのふるさと納税に○○○をつけてがっちり! 観光地の熱海では、ADより働くヒーローが参上!? バラエティーのロケ地探しも、お弁当発注もお任せあれ。
出撃!がっちりお役所ヒーロー!!他の地域と差をつけて、地域を救うのだ!
お役所ヒーロー:独自のアイディアでがっちり
村役場が家を売る:東白川村のForestyle
岐阜県加茂郡東白川村は人口2,236人ののどかな村。この村役場に勤める地域振興課の課長、桂川憲生さんは住宅の販売窓口をはじめたのだという。
一体どういうことなのだろうか…。
地域振興課ですすめているのは、東白川村でとれたひのき材を贅沢に使った木造住宅である。実は東白川村は総面積の80%が森林となっており、東濃ひのきというブランドで名古屋城にも使われている高級木材となっている。
そこで、桂川さんはインターネット場に木造住宅の販売サイトを立ち上げた。なぜそんなことをはじめたのか…それは大手ハウスメーカーに押され、村の工務店の仕事が減ってきてしまっていたのである。
最盛期は年間70軒の家を10社の工務店で建てていたが2009年には14軒までに減少し、岐阜県の所得番付村で最下位になり、「貧しい村」と呼ばれるようになってしまった。
10年前、”ほっと茶んねる”という村のケーブルテレビの担当をしていたが、その際に村の葉っぱや木を販売していたところ、名古屋の高級料亭にたくさん販売できたという。それを見てた工務店さんが、
同じ要領で家も売れないか
と声があがり、木造住宅販売サイトのForestyleを作成したのだという。さらにここにも工夫を凝らしており、競争入札という方式を採用。そうすることによって、村の工務店10社が互いに競い、より低予算で良質な住宅を建てられる仕組みを作ることができたのである。
これによって、2009年に14軒だった年間の建設件数は2016年には30軒に倍増した。
ふるさと納税の天童市の将棋駒
山形県天童市の沼澤賢次さんはふるさと納税のヒーロー。
天童市は日本一の将棋駒の産地で木製将棋駒の生産量 全国シェア9割を誇る。この特性を活かして、ふるさと納税のお礼の品に将棋の駒のストラップをつけているのである。
しかも、この将棋の駒のストラップがメインの返礼品ではなく、返礼品のおまけとしてつけているのである。そして、将棋の裏には、好きな文字を彫ってくれるサービスもあり、1つもらうとついつい他の文字も彫ってほしくなっちゃうとあって、人気が増えているのである。
天童市のふるさと納税による寄付額は、2013年のスタート時は11万5,000円、2014年にこの制度をスタートしたところ、口コミで広がり、2016年には33億5,800万円となり、天童市の財政に大きく貢献している。
さらに、将棋界のプリンス、藤井聡太くんの効果も相まって、将棋駒を作る職人の仕事が増加。これまでよりも3割から4割ほど増加しているという。
熱海市のロケ地許可:熱海市役所
静岡県熱海市の観光経済課の山田久貴さんは、テレビ番組でのロケで使用する場所の撮影許可などを無料で取ってくれるのだという。
テレビ番組の撮影許可は、許可申請の方法が複雑だったり、その割に結果的に許可がおりなかったりすることもあり、なかなか骨の折れる作業なのである。そこを山田久貴さんが代わりに許可を取ってくれるため、番組制作側からするとかなり重宝しているのだという。
テレビ番組の中でもバラエティ番組を得意としており、静岡県は年間100以上のバラエティ番組が撮影されている。TBSでは、”モニタリング”や”水曜日のダウンタウン”などがよく熱海市で撮影されている。
5年前から熱海市で取材協力OKな様々なお店とのネットワークを構築したおかげで急な依頼にもOKをもらえることが多くなったのだという。
テレビ番組の撮影がくることによって、観光客の数も増えることが期待されており、実際に2011年の熱海市の年間宿泊客数が246万人だったところ、2016年は301万人と55万人も増えているのである。