こんにちは。ひとりで.comです。
Excelで@を使う方法について今日は紹介したいと思います。@(アットマーク)はあまり利用する機会はないかと思いますが、セルに対して特殊な使い方をしたい時に、この方法を知っていると大変便利です。
書式設定で文字列をあらわす「@」アットマーク
Excelの書式設定機能をマスターすると、セルに入っている文字列と実際に表示される文字列を変える事ができます。この機能を使えば、後で集計をするときにも便利だったりします。
例えば、上記のような一覧があったとします。D列の部分に「教科:○○」と表示していますが、もしこれを後々、集計する際、まとまりとしては「教科:○○」という項目にしなければならなくなってしまいます。本来であれば「○○」という教科の名前だけにしたいですよね…。
Excelの「セルの書式設定」機能を使うと、実際にセルに入っている文字列と表示される文字列を別のものにすることができるので、「セルの書式設定」にて設定を変更してみましょう。
*英語版のExcelのため、見づらくて申し訳ありません。
書式設定の変更を行いたいセルを範囲選択します。そして、メニューにある
「書式」→「書式設定」を選択します。
書式設定のポップアップが出たら、「カスタム」にて
“教科:”@
と入力します。ダブルクォーテーションで囲った部分に関しては…セル内にはこの文字列はないが、表示させたい文字を入れます。そしてその後に@アットマークを入れます。ここで表されている@は実際にセルに入っている文字列を表しています。
このように先ほどまで入っていた「教科:」という文字列をセルの中から外しても、表示は先程のままになりました。
@アットマークは文字列、では数値を表示したい場合は?
先ほど紹介した「@アットマーク」は文字列を表示したい場合に使用します。この場合、たとえセルの中に数値が入っていたとしてもそれは文字列として判別されてしまい、数値とは判断されません。すなわち、その数値を元に計算(SUMやAVERAGE)する事ができません。
数値を表現したい場合は「##0」という表現を使います。すなわち先の例で見ますと、
“教科:”##0
と入れる必要があります。
このように、計算もちゃんと反映されております。
Excelの書式設定は設定が複雑ですが、ひとつひとつ覚えていけばいざという時に大変役立つ仕組みですので、ぜひ覚えておきましょう。