こんにちは。ひとりで.comです。
2017年11月25日放送の林先生が驚く初耳学。
林先生が今一番気になるテーマを取り上げる「初耳白熱教室」では、〝ネット検索ばかりしているとバカになる〟という過激な説を、様々な事例やデータを交えながら林先生が徹底講義。
また、物知りな林先生でも知らなそうな、旬で話題の人物を紹介する「澤部の初耳ピーポー」では、投稿したツイートが15万リツイートを記録し、一躍話題の人となった女性の職業を推理する。世界中からオファーを受けて活躍する〝甲冑美女〟の正体とは…?
さらに、厚切りジェイソンが、外国人観光客をはじめ海外から注目されている日本伝統の〝からくり人形〟の世界を大調査。スタジオには江戸時代から続くからくり人形師の九代玉屋庄兵衛氏が、「弓曳き童子」と名付けられたからくり人形とともに登場!
緻密に計算された仕組みに隠された驚きのヒミツが明らかに!!
【目次】
林先生の白熱教室:ネット検索ばかりしているとバカになる
筑波大学大学院、図書館情報メディア研究科の逸村教授の実験によれば読書時間ゼロの学生と1日2時間以上読書をしている学生に同じテーマで小論文を書かせたところ、読書時間ゼロの学生はコピペばかりで、逆に1日2時間以上読書をしている学生はしっかりと論文になっていたのだという。
さらに、東京大学教養学部の調査によれば、提出されたレポートの約75%がネットからのコピペだったと発表している。
コピペばかりに頼っていると、論理的に考える思考が育たなくなってしまう。その為にも、本をよむという事が重要となるのである。
しかし、この”本を読む”ということについて衝撃的な事実がある。それは、書店が減り続けており、全国の2割以上の市町村に1軒も書店がないのだという。
OLに広がるユニクロ現象
今も昔も企業にいるお局さん。特に若い女性は、少し派手な服装をしているだけで、お局に目をつけられることがあるのだという。そこで、最近の女性は、全身ユニクロ現象と言われる、前身ユニクロでシンプルに着こなし、服装を目立たなくすることが流行っているのだという。値段も手頃でシンプル、そして組み合わせができるとあって、若い女性から人気となっている。
その組み合わせは2,500種類以上にもなり人とかぶることもないのだ。
ここでファッションに関する初耳学。
Tシャツの脱ぎ方に男女差があるというのはご存知でしたでしょうか。
男性は両手を首の後ろにまわし、襟を掴んで一気に脱ぐ。一方、女性はウエストの位置で腕を交差させ下からめくり上げて脱ぐ。なぜこうした違いがあるのだろうか。
それは、男性用と女性用の服の形の違いが関係している。女性用の服は、体にフィットするように袖やクビレの部分が狭くなっている。そのため可動範囲が狭く、男性のような脱ぎ方をすると、途中でひっかかってしまうのである。
和牛を中国が密輸?
東京六本木にあるみやびという焼肉屋。希少部位を一頭買いしているため、毎回異なる部位を食べることができる。
焼肉をおいしく食べるためのコツは、焼き終えた肉を1分ほど冷ましてから食べるのが良いのだという。その理由は、お肉は筋繊維でできており、肉を焼くとこの筋繊維が縮んでしまう。すると、肉汁が繊維の間にこぼれてきてしまうのである。
そこで、焼いた肉を少し冷ますことによって、こぼれてきた肉汁がもとに戻り、美味しく食べることができるのである。
同じく六本木にある旬熟成という焼肉屋。ここでは、日本初の熟成させる秘密を持っているのである。明治大学と熟成肉を徹底研究し、エイジングシートという熟成を早めるシートを開発した。このエイジングシートを用いることによって、これまで100日かかっていた熟成期間を40日に縮めることに成功したのである。
こうして熟成期間を半分にすることによって、保存費用が低下し、高級な熟成肉が半分の価格で食べられるのである。
いま、和牛が世界的に人気となっており、財務省の輸出リストを見ても、和牛の輸出量は年々増加している。その輸出先の第一位はいったいどこなのだろうか。
【2016年 冷凍日本産牛肉 輸出先ランキング】
1位 | カンボジア |
2位 | 香港 |
3位 | タイ |
4位 | マカオ |
5位 | シンガポール |
なんと1位はカンボジアなのである。しかし、経済評論家によれば、カンボジアは日本の和牛を消費できるほど経済水準は高くないのだという。すなわち、カンボジア国内では消費されていないのである。ではいったいどこで消費させれているのか…。
実は…それは中国である。中国は、過去のBSE問題により今でも日本の牛肉が輸入禁止となっている。そこで、中国国内では、日本からではなくカンボジアを経由して和牛を密輸することによって、ひっそりと和牛を提供しているのである。
しかし、2017年6月、和牛と同じくBSEの問題で輸入禁止にしていたアメリカ産の牛肉の輸入を解禁したため、和牛の輸入解禁も近々されるのではないかと期待されている。
1回で100万稼ぐ北川景子似の書道家
青柳美扇さんという書道家をご存知だろうか。今年その美しさがTwitterで話題となり、北川景子さんに似ているとコメントが多数寄せられたのである。
今日は着物〜?#着物 #書道家 #着付け #aoyagibisen #青柳美扇 pic.twitter.com/lqTCLM7wf7
— aoyagibisen (@aoyagibisen) 2017年1月27日
青柳美扇さんは、「女性なのに力強い書ですね」と言われることが多く、女性ということにフォーカスされて評価されがちだったため、女性を隠そうと考えて甲冑を着だしたのだという。そうしたことから”美人甲冑書道家”というふうに呼ばれるようになったのだという。
そんな青柳美扇さんが、2017年9月にTwitterに投稿して15万リツイートされるほど話題になったのが、世界一難しい漢字である。
最も複雑と言われる漢字の一つ。
中国の漢字です( ´ ▽ ` )ノ!
「ビィアン」と読みます。麺の種類のひとつで「ビャンビャン麺」と呼ばれる麺を漢字で書く場合に使われるようです(^ ^)! 美扇筆ー半紙用ーを使用してます。 pic.twitter.com/GXMxPCmBro— aoyagibisen (@aoyagibisen) 2017年9月25日
ここで漢字にまつわる初耳学。
漢字にはトメ・ハネ・ハライがあるが、実はこのトメ・ハネ・ハライには、特に決まりがないのである。
漢字はもともと時代とともに変化していっているものであり、2016年文化庁が”その字として認識できればとめ・はね・はらいは問わない”と見解を発表した。
では、なぜ、小学校の時にとめ・はね・はらいを厳しく教えられたのだろうか。実は、学習指導要領の中に漢字配当表というものがあり、そこにかかれている漢字を教えられてきたからなのである。ただし、その漢字配当表はあくまで漢字を指導する際の参考にするものであり、この形がたださ良いというものではないのである。
地域密着型の回転寿司店
回転寿司と言えば、スシローやはま寿司など大手の回転寿司屋を思い出す人が多いかもしれないが、実はいま地域密着型の回転寿司店が売上を増加させているのである。
中でも人気なのが、東京でも八王子や調布、立川といった都心から離れた場所に5店舗を展開する回転寿司たいせいである。
地元から圧倒的に人気となっているその秘密は…まずは値段の安さである。通常、ネタによって値段が異なることが多いが、このたいせいでは、中トロもウニもいくらも全て150円均一となっている。
さらに、厚焼き玉子などはオーダーを頂いてから焼き上げたり、1人の板前がお客さんの名前や好みを20人以上覚えているといった常連さんに対するケアをきっちり行っているのである。
ここで魚に関する初耳学。
ニュージーランドの大学の研究によると、近い将来、魚が迷子になり人間が魚を食べられなくなるかもしれない、と言われている。これはいったいどういうことだろうか。
一度に大量の炭酸を摂取することで血中の二酸化炭素の濃度が上がり酩酊状態になる、これを炭酸酩酊というが、近年の地球温暖化の主な要因は二酸化炭素の増加である。
実は二酸化炭素の3分の1は海に溶け出しており、それを魚が吸収すると魚の二酸化炭素濃度が上昇し炭酸酩酊を起こし、方向感覚が狂ってしまうのである。
からくり人形の秘密
昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことから、特に外国人観光客が注目する日本の技術がある。それが、からくり人形である。
このからくり人形の技術を受け継いでいるのが、からくり人形師の 九代 玉屋庄兵衛さんである。
からくり人形で最も重要なのが、顔である。見ている人が飽きないように見る角度によって表情が変わるつくりとなっている。そんなからくり人形の顔作りはそれだけで3日もかかる繊細な作業である。
しかし、完成したからくり人形の顔を真っ二つに割ってしまう。なぜ真っ二つに割る必要があるのだろうか。九代 玉屋庄兵衛によると、この作業が1番重要なのだという。
木で出来ているからくり人形の顔は、木の部分が多ければ多いほどその部分の水分量が変わり、膨張やひび割れが起こりやすくなってしまう。そこで、顔を真っ二つに割、木の部分をくり抜いて少なくすることで、通気性を良くし膨張ひび割れが起こらないようにしているのである。