こんにちは。ひとりで.comです。
2018年1月14日放送の林先生が驚く初耳学。
大学ランキングを鵜呑みにしてはいけない?
【目次】
林先生の白熱教室:世の中のランキング
世の中には様々なランキングがあるが、その集計方法などを考えてみるとその情報を鵜呑みにしないほうが良いものもある。
例えば、映画の興行収入ランキング。一見、興行収入ランキング=人気のある映画…というように見受けられがちであるが、実はトップ10の中に1993年より前の作品がひとつも入っていない。
これはなぜかというと、1993年に映画の料金が1,500円から1,800円に引き上げられたのである。
したがって、映画の料金があがる前の作品は単価が安いため、興行収入という面で見ると過去作のほうが不利になっているのである。
昨年、読売オンラインに掲載された記事に以下のようなものがある。
【志願者殺到の「人気大学」を選んで良いのか?】
この記事の中で、大学人気ランキングに隠されたカラクリが語られていた。
この記事の中での大学人気ランキングは以下のようになっている。
このランキングの中で、1位は近大マグロで一躍有名になった近畿大学である。このランキングで気をつけなければならないのが、「1回の試験で複数の学部を受けることができる」という点である。
すなわち、この場合、1人で複数学部に1つの試験で申込を行った場合、2人、3人と複数人としてカウントされるのである。したがって、同じ人が複数人数カウントされている可能性があるため、1試験で複数学部受けられない大学はランキング上不利になるのである。
林先生は、こうした状況を鑑みて、重視しているランキングが
高被引用論文数の分析によるランキング
である。
この高被引用論文とは、引用された数が世界の上位1%に入る卓越した論文を指す。さらにこのランキングは22分野に分かれており、例えば材料工学の分野では、7位に山形大学がランクインしている。
また、昨年発表されたビジネスホテルの満足度ランキングでも週刊ダイヤモンドで1位にランクインしているアパホテルは日経ビジネスでのランキングでは35位となっている。これはアンケートのとり方が双方で異なっており、そのためランキングが大きく変わってくるのである。
すなわち、そのランキングを参考にする際に自分が何を重視するのかを考えた上でランキングの情報を見極めることが重要なのである。
スキャンダル日本史:ゲス作家の永井荷風
父は内務省の官僚というエリート家庭で育った永井荷風は19歳で作家デビューを果たした。出版した本は10本以上が映画化され晩年の1952年には文化勲章を受賞するほどだった。
彼が生きた激動期の世相とそれらに対する批判を毎日綴った断腸亭日乗という日記も有名である。
世間のつまらぬ不平や不愉快を忘れるには学問に遊ぶのが第一の方法である
などである。
1912年、父のすすめで材木商の令嬢と見合い結婚をした永井荷風は、新婚にも関わらず遊女と浮気三昧だった。そして翌年父が亡くなると、父親が決めた結婚相手と離婚し贔屓にしていた新橋の芸姑である八重次と再婚を果たした。
しかし、永井荷風の浮気グセは直らず、八重次とは半年で離婚してしまった。
そして、永井荷風は自ら遊郭の経営者となるのであった。さらに永井荷風はこのお店の中にのぞき穴を作り、お客さんの様子を監視。特に満足したお客さんには料金を割引したのである。
猫舌は体質?
あたたかい料理をおいしく感じる冬。しかし、猫舌の人にとって熱い料理は苦手な分野とされている。この猫舌。体質や遺伝だと考えている人もいるようだが、実はそんなことは一切ないのだという。
では、この猫舌というのはどういうことなのだろうか?
舌は構造上、舌先が非常に敏感であり奥のほうが敏感な作りになっている。すなわち、舌の当たる位置をずらすことによって熱さをあまり感じなくなるのである。
すなわち、猫舌の人はただただ下の使い方が下手なだけなのである。
親が猫舌の人は自然と熱いものを食べる機会が小さい頃になかったために上手な舌の使い方を身につけておらず猫舌となる可能性が高いのである。
缶詰は手抜き料理ではない?さばの味噌煮や帆立は缶詰がオススメ
およそ250種類の缶詰を取り揃えた専門店が門前仲町にある。そのお店がMr.kansoである。
いま若者を中心に人気となっている。
多くの人が缶詰について勘違いしていることがある。そのひとつが料理によっては缶詰のほうがおいしいものもあるということである。その代表格がサバの味噌煮である。
さらに帆立の水煮も缶詰のほうがおいしいのだという。
居酒屋で瓶ビールを頼むとかならず栓を抜いて出してくるのだが、実は栓を抜いてビールを出すのは親切やサービスではないのだという。
これはいったいどういうことなのだろうか。
実は、瓶ビールを未開封の状態で出すためには、お酒の販売、すなわち酒類販売免許が必要となる。しかし、瓶を開封した状態で提供するのは飲食店営業許可だけで問題ない。すなわち、法律上栓を抜いて提供しなければならないのである。
日本列島は昔、その形が動物に例えられていた?
先日、ジャイアントパンダのこどもシャンシャンが一般公開となった。このパンダに限らず冬の動物園はさまざまな赤ちゃんがお披露目されるオススメの季節である。
さらに、動物園では冬ならではの楽しみ方を提供しているところが数多く存在する。
特にライオンなどは、お客さんのすぐ目の前の場所に床暖房が組み込まれた人工岩などを用意していることもあり、自然とライオンが目の前にやってくるような仕掛けが用意されているのである。
明治15年に日本初の動物園である上野動物園が開園。庶民にとって動物が身近になったこの頃、小学校令により義務教育が3〜4年に制定された。そして不慣れな先生たちのために教科書に指導しやすいようなさまざまな工夫が施された。
例えばその一例として、地理の教科書では日本列島が動物の姿に例えられて指導されていた。
北海道は鳥、四国はコウモリ、本州は龍、九州は猿の舞いに例えられていたのである。
注目の書道家:岡西佑奈さんの文字で売上があがる?
先日紹介された書道家の青柳美扇さん。甲冑を着た書道パフォーマンスも去ることながら、北川景子さんを彷彿とさせるその美貌が話題となった。
実は書道会には美女が多いのである。その中でもいま注目を集めているのが岡西佑奈さんである。
その美貌は去ることながら、人を呼び込む文字として予約の取れないお店やオリジナルの商品ラベルなど、岡西さんの文字を使うことで売上があがると評判となっているのである。
2017年に受けた依頼の数は100本以上になるのだという。
インターネットを利用していると、セキュリティ強化のためにグニャグニャ文字が出てくることがある。こうしたグニャグニャ文字認証は人間には読めてもコンピュータには解析できないとされており、不正アクセスの防止に役立っているとされている。
しかし、実はこのグニャグニャ文字認証には、もう少しの役割があるのだという。実はこのグニャグニャ文字認証を使っている人は知らず知らずにこれに協力させられているのである。
これは、特に古い文献などの現在コンピュータでは解読できない文字に対して人間がその文字を解読し、そのデータを蓄積させることによって、昔の文献をデジタル化させようとしているのである。
現在、4万以上のウェブサイトに採用されており1日で400万語以上の単語の買得に成功しているという。この仕事量は1,500人以上の人間の週40時間の労力に匹敵すると考えられている。