[林先生が驚く初耳学]林先生がざわつかす 白熱教育法ベスト10 – 2018年1月21日

林先生が驚く初耳学
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年1月21日放送の林先生が驚く初耳学は「林先生がざわつかす 白熱教育法ベスト10」。

 

今回のテーマは、『林先生がざわつかす 白熱教育法ベスト10』!!これまでに放送した、物事の本質をつく、林先生の〝キレイごとゼロ〟の教育論の中から反響の大きかったものを厳選、ランキング形式で紹介する。

独自の視点で〝教育〟について切り込み、時にはちょっと過激な発言が話題になるなど、注目を集めてきた林先生の白熱講義。

受験制度に対する提言や、社会人になった時にきっと役立つ人間関係の極意、そして世界的数学者をも巻き込んで教育現場に一石を投じたあの〝論争〟も…。

さらに、世間に衝撃を与えた林先生の金言の数々も大公開!!

 

林先生がざわつかす 白熱教育法ベスト10

 

第10位:本当の友人関係とは?

 

 

ネットメディアの「President Online」に「小中学生の友人なんてクソみたいなもの」という題名の記事が出ている。

 

皆さんは小中学校の友人と年に何回ぐらい会いますか?おそらく多くの人が年に1回か2回程度であると考えられる。ちなみに40歳の男女に聞いたところ、100人中93人が年に1回以下、7人が年に2回以上と回答している。

実はこの記事のメインテーマは学校のいじめ問題である。いま、学校の友人関係で不登校になったり、自殺する人たちがいるが、実はこういった学校関係の人は、10年・20年後には1年に1回も会わないような人たちなのである。

人生は長いストーリーであり、シーンでみると、その人達しかいないように感じられるが、次のストーリーにいくと、もうその人達はほぼ出てこなくなってしまうのである。その事自体はこどもにはなかなかわかりづらい。

そこでこの記事では、少し強めの口調で大人にそのことを気づかせようとして書かれたものなのである。

ただし、この理論は、都会では当てはまることが多いが、地方になると都会に比べてより人間関係が濃密なため、この理論が当てはまらないことも出てくることは考えておくべきである。

 

そして、このことに延長線上として、林修先生は

ドライな人間関係を子どもにも習得させよ

と論じている。社会人になれば、ドライな関係で人生を進めていくことの方が多くなる。したがって、こどもの時からドライな人間関係についても学ばせておいても良いのではないか、と考えているのだという。

 

この記事を書いた中川さんもおっしゃっていることであるが、

本当に大切な人だけ大切にすれば、きっと幸せになれる

人間関係に苦しんでいる子どもがいれば、この言葉を伝えて欲しい、とのことである。

 

 

第9位:子どものやる気をあげる魔法のコトバ

 

林先生の大学のゼミの先生の言葉で

嫌ならやめなさい、勉強は贅沢なんだから

という言葉があるという。世界中には勉強したくてもできない人がたくさんいる。にも関わらず、林先生のもとには勉強をさせてくれるだけでなく高い授業料を払って予備校に通わせてくれるという恵まれた環境下にいる。それなのにやる気にならないというのは辞めたほうが良い

 

という意味を込めているのである。

 

 

第8位:キラキラネームの意外な事実

 

 

 

キラキラネームとは漢字を見ただけではわからない名前や音の響きに漢字を強引に与えた名前のことで、2000年代に入って表れ、今ではすっかりキラキラネームという名称が定着している。

最近では、無理やり漢字に音を当てはめるのではなく、

創夢=はじめ

空翔=つばさ

大空=はるか

といったような読み方は一般的だが、それに読めない漢字を当てはめる形のキラキラネームが増えているのだという。

キラキラネームは受験差別やいじめ、就活で不利になるなどのデメリットもあり、名付けた親が非難されることも増えてきたのである。

 

林先生の実体験上、テストの点数(成績)と名前にはある程度相関性があるのだという。しかし、名付けられた本人には全く責任がなく、固有名詞という意味を考えていない親がいる、ということである。

 

林先生曰く、

命名=文節

であり、名前をつけることによって種類をわけていくという意味をもっている。例えば、生き物は動物と植物に分かれ、動物の中に哺乳類というグループがある、哺乳類というグループの中に犬というグループがある、その犬の中にポメラニアンというグループがある。そして最後に出てくるのが犬の名前=固有名詞なのである。

固有名詞はそれ自体のみではイメージが湧かない、すなわち意味を持たないのである。固有名詞には特定して指示する機能を持っているのである。

ということは、ぱっと見た時に誰か特定できない(=指示できない)名前を付けることが固有名詞の本来の在り方に即していないのではないか、というのである。

 

実際に、メジャーリーグで活躍するイチローの本名は、鈴木イチローである。個性を与えたいからといって、名前に個性を与えずにその子ども自身に対して個性を与えるべきではないかと林先生は結んだ。

 

 

 

第7位:大人気受験物語に初めて言及(ビリギャルには共感しない)

 

ビリギャルとは、中高一貫の女子校で喫煙が見つかり停学。偏差値30に落ちこぼれた少女が1年で慶應義塾大学SFCに合格するという物語である。

 

なぜ林先生はビリギャル に感動しないのか…。

科目数の少ない私立大学に絞り、徹底的に訓練すると何人かに1人は合格する、というのである。特に慶應義塾大学SFCは英語と小論文で受験ができるため、勉強内容を絞りやすいというのである。

さらに、その子が中学受験をしているかどうかもポイントになるという。小学校高学年の勉強をしっかりしていて中学で少しサボってしまった、と言う場合基礎がしっかりしているため、ネジを巻き直すのはそこまで苦にならないのではないか、とも語っている。

 

 

第6位:出版業界に物申す、最近の本は「離乳食」

 

昔の文豪が使う言葉は格調が高く、例えば林先生が好きな中島敦の本は、本の半分が注釈なのだという。

 

 

この出版業界が不況にあえぐ中で、わかりやすい・読みやすいものにしないとなかなか本が売れない時代になっている。その為、簡単につくられているものが多く、林先生からすると離乳食のような存在なのだという。

 

 

 

第5位:現役東大生に向かって熱弁。今の東大生はスッカスカ

 

林先生は浪人という制度は廃止したほうが良いのではと語っている。その理由として以下のように語っている。

昔は、受験者数が大学入学者数を大きく上回っており、浪人する意味があったが、少子化が進んだ昨今、浪人をして入る意味がないのではないか、と言っているのである。

生徒数 大学入学者数 受験者数
1966年 249万人 29.3万人 51.3万人
1992年 205万人 54.2万人 92万人
2015年 120万人 69.2万人 73.7万人

2015年の受験者数にはもちろん浪人生が含まれており、現役生の人数は66.9万人なのである。すなわち浪人制度があるが故に次の浪人生を押し出す結果となっているのである。

 

東大を例に取って考えると世の中の人は以下の4象限に分けられる。

東大卒 活躍 4分割
東大卒 活躍 4分割

①東大卒で活躍している人
②東大卒じゃないが活躍している人
③東大卒じゃないがイマイチの人
④東大卒だがイマイチな人

学生は縦の線、すなわち東大卒かどうかで考えがちだが、世の中は横の線、すなわち仕事ができるかどうかでしか判断されない。

では、活躍できる人材になるにはどうしたら良いか。

林先生は以下の2つの力が大切であると語る。それが…

  • 何かの問題を解決する能力があるか
  • 何か新しいものを創造できるか

 

 

第4位:子どもの成績アップの常識が覆る

 

最近、ゲームをするこどもが増えており、それが成績ダウンにつながっているのではないかと考える人も多いが、あるデータによると1時間程度であれば、成績にあまり差が出ないという結果が出ている。そしてゲーム時間を減らしても成績は伸びない。

しかし、2時間を超えるとさまざまな悪影響が出るというデータが出ているというのである。

 

要するに時間を限ってやれるかどうかの自己管理能力が重要なのだという。

 

 

 

 

第3位:子どもを東大に入れた9割の親の習慣

 

 

 

今日のお題は…「ながらスマホは子どもをダメにする」

経済誌のプレジデントfamilyが東大生にアンケートを実施した結果、こどもの学力を伸ばすたったひとつの親の習慣が明らかになった。実に東大生の親90%が行っていたこどもの学力を伸ばすためにやっていたこととは…

 

子どもの話を聞く

 

たったそれだけのことなのである。当たり前のことだと思われるが、実はそれをダメにしているのが”ながらスマホ”なのである。

実際、現在交際中の男女にアンケートを取ったところ、交際相手が自分よりもスマホを大事にしていると思っている割合は83%にものぼったのだという。こうした若者が親になったととき、こどもへのコミュニケーションに懸念が持たれることとなるのである。

 

林先生が祖父母からよく言われた3つの言葉がある

①「それで?」

こどもが一生懸命しゃべったあとに、ひと呼吸置いて「それでどうなったの?」と聞いてあげることでまたこどもは一生懸命考えてしゃべり始める

②「どうしてだと思う?」

林先生は小さい頃から「なんで?」を連発するこどもだったとのことだが、そういうときでも「修はどうしてだと思うの?」と聞き返してくれることによって、こどもはまた考える…そして「考える材料を本屋に買いに行きましょう」「図書館に調べに行きましょう」となり、より物事を深く考えるようになる。

③「やっぱり◯◯は天才だ!」

こどもは褒めると伸びるため、こう言われるとまた頑張ろうと思うため、こうして褒めてあげると良いのである。

 

 

 

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第2位:頑張っているのに成績が伸びない要因は「単純に量が少ない」

 

勉強を朝やるのと夜中やるのはどちらが良いのかというのはよくあがる議論であるが、その質問に対して林先生は

効果が出るやり方を選べば良いのではないか?

と回答。実際に林先生は午後7時に帰宅し、その後深夜2時まで就寝するそして、朝5時まで勉強をするというスケジュールをまわしていたのだという。いろいろな方法を試す中で自分にあったやり方を選ぶことが重要なのだという。

 

そして、どんなに頑張っても成績があがらない場合はどうしたら良いか?

という質問に対して、林先生は

そういう質問は何度も聞いてきたが、そのたびに何をしているのか1週間記録してきてくださいと応え、その内容を見てみると単純にこなしている量が少ないだけなのだという。

 

 

 

第1位:数学の第一人者森重文さんが断言。小学校の算数論争に終止符

 

 

以前、ネットにあがったある答案用紙が話題となった。それが下記の問題である。

 

3.9+5.1という問題に対して、9.0と回答した生徒の答案に減点が記されていたのである。

この問題に対して、林先生は京都大学 高騰研究院 院長で数学者の森重文さんにインタビューでその答えを聞くことができた。森重文さんは、林先生と同じ愛知県の東海高校の出身でもあり、数学のノーベル賞と言われるフィールズ賞を受賞、さらにアジア人として初めて国際数学連合の総裁に選出された数学の第一人者である。

 

この森重文さんによれば、

もし最初にできるだけ完結な表現をしろという条件が入っていたら9.0を減点することはあり得るが、それがないのであれば減点するのはおかしい

と発言。