[林先生が驚く初耳学]林先生が認めるイマドキの新人教育 – 2017年9月24日

林先生が驚く初耳学
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こんにちは。ひとりで.comです。

2017年9月24日放送の林先生が驚く初耳学は「林先生が認めるイマドキの新人教育」と題して人気企業や名門学校の過激だが聞けば納得の教育論や、教育にまつわる新事実が続々登場。

その注目ポイントを林先生が解説する。

就活人気No.1のIT企業「サイバーエージェント」のン十億円を注ぎ込む新人や、大学選手権8連覇の帝京大学ラグビー部が実践する、運動部のイメージを覆す意外な部員教育。

また、不況知らずの人気ファストファッション企業「GU」の最大店舗を任された29歳の新米店長のオープンまでに密着、驚きの新人社員教育のヒミツを紹介する。

さらに、昨今の〝腹筋女子ブーム〟を牽引するカリスマクロスフィットトレーナー・AYAさんの超ハードなトレーニングをSexy Zoneのマリウス葉が体験。塾講師の林先生も注目するAYAさん流〝人をやる気にさせる〟指導方法の極意とは?

このほかにも、二人の息子の留学を目前に控えた紗栄子も思わず衝撃を受けた幼児期の英語教育やまつわる新情報や、いまどきの〝キラキラネーム〟に潜む驚きの新事実など、子どもの教育に関する気になる〝初耳学〟も。また、名門進学校・灘中学校の教科書選びをめぐり巻き起こった騒動を取り上げ、注目すべきその真相を林先生が徹底解説する。

 

 

林先生が認めた常識を覆すイマドキの新教育スペシャル

 

 

常識を覆すイマドキの教育ベスト10

第10位:新入社員教育の常識が覆る◯◯億円をつぎ込む新人教育

 

設立以来20年連続、売上増収の企業:サイバーエージェント。主な事業内容はアメーバブログやインターネット広告などのIT企業である。新卒の入社倍率は100倍以上もある。

サイバーエージェント売上推移
サイバーエージェント売上推移

 

サイバーエージェントはこの時代に逆行する終身雇用を目指して新人教育に何十億と使っているというのである。その教育法のひとつが、新卒社員をいきなり社長にする、という事である。

現在、子会社は97社あるが、そのうち22社が新卒社長出身である。

さらに、年に1回、新事業の社長選抜プレゼン大会が行われ、藤田社長に認められると即社長に抜擢される。今年1,300件の応募から最終プレゼンに残ったのは7人。その中には内定者も含まれていたというから驚きである。

こうした新事業プレゼンから大成功をおさめている企業も多くあり、そのひとつがTech Kids Schoolを運営するCA Tech Kidsという小学生向けのプログラミングスクールである。夏期講習は400人のキャンセル待ちが起きたほどである。

 

しかし、失敗したビジネスも多い。その中でも石田裕子さんは2社子会社を設立して2社とも撤退しているという。1社目のパシャオクというオークション運営サイトは損失額が8億円にもなった。もう1社と併せて約10億の損失になるという。

これまで撤退した子会社は48社、その損失額は数十億円にものぼるという。

 

では、どうして若手に社長を任せるのだろうか?

社長になると自分で決断する数が多くなるため、決断経験を多くし早く成長させることによって優秀な人材に育ちやすい

と藤田晋社長は言う。

 

 

 

第9位:美ボディトレーニングの新常識、ムダ褒めは絶対しない!


女性から絶大な支持を集めているのがカリスマトレーナーのAYAさん。クロスフィットと呼ばれる有酸素運動と無酸素運動をミックスして行うトレーニングがメディアに取りだたされ人気となっている。

彼女にも独自の教育法がある。その特徴は「超ストイック」。厳しいにも関わらず、朝7時からAYAさん目当てにOL・サラリーマン・主婦が集まるほどの人気なのである。

 

そんなAYAさんの教育法は「褒めて伸ばす」を否定し言葉に価値を持たせることである。限界まで厳しい言葉で追い込み、限界を超えたときだけ褒めるのである。

 

 

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第8位:紗栄子も唖然…英語教育不要論。英語が得意な親ほど早期教育を否定

昨今、幼児教育の中に英語を取り入れる親も多くいる。しかし、英語が得意な親ほど早期教育に否定的なのだという。

これは、President onlineに掲載された「ペラペラな親ほど早期英語教育に”冷淡”」という記事にも記載されている。

 

林修先生もこの意見に賛同している。林先生は陰で幼児教育を研究しており、将来はビジネス化も考えているのだという。

横軸に「親が英語ができる」、縦軸に「子どもに英語をやらせる」と取った時に、見事にこれが反比例するのだという。すなわち、英語ができる親は幼児期から英語をやらせる傾向はなく、自分ができなかった親が幼児期から英語をやらせたがる傾向が強いのだという。

英語の幼児教育不要論
英語の幼児教育不要論

 

語学=アプリ

というのが、林先生の仮説だという。すなわち、アプリを動かせるスペックをあげておけば、アプリが簡単に手に入る頭になる。

さらに、言語には思考の言語と伝達の言語があり、思考の部分がしっかりしていなければ、それを伝えることができないのではないかと考えている。

すなわち、

英語を話すのか英語で話すのか

ということである。

 

後者であれば、大切なのは伝える内容である。それをしっかり考える力がなければ、通訳だけになってしまうのではないか、と考えているのだという。

 

しかも過度な早期英語教育の崇拝は、就職企業の採用でも覆り始めているのだという。とある有名な企業の採用基準は以下のようになっているのだという。

採用基準英語
採用基準英語

この企業の場合、仕事ができそうな人を採用するのは当然だが、仕事ができない人の中での優先順位としては、英語ができる人よりも英語ができない人を優先的に採用するのだという。

英語ができる=仕事ができる、と勘違いしてしまう人が多く、非常に扱いづらいため、優先度が低くなるのである。

 

 

第7位:英語よりも大切な幼児教育、幼児教育は英語よりも「やり抜く力」

 

中学生ながら前人未到の公式戦29連勝を達成したプロ棋士藤井聡太四段。彼の集中力を培ったと言われるのが幼児教育である。その中で最も注目されているのが、スイス生まれのキュボロという積み木のおもちゃである。


幼児のおもちゃにしては高額だが人気が高すぎて正規店にて最短で手に入るのが来年の春以降だとも言われている。

キュボロは穴や溝がある積み木を組み立て道を作り、ビー玉を走らせるものであるが、立方体の中をビー玉がどう動くか予想して組み立てる必要があり、空間認識能力、論理的思考能力、集中力が身につくのだという。

 

教育にかけたお金の見返りというのは、年齢があがるにつれて減少するというデータをシカゴ大学が40年にもわたる追跡の結果導き出している。さらに、質の高い幼児教育を受けた人の方が収入が高いのだという。

その理由は幼児教育で培われた自制心、物事をやり抜く力、コミュニケーション能力といった生きる力が関係しているのではないかと考えられている。

教育の投資リターン
教育の投資リターン

 

 

ここで英語にまつわる初耳学をゲストの本田望結ちゃんから出題。

これから季節を迎えるカボチャ。カボチャを英語で言うと…パンプキンと言うかと思うが、一般的に日本人が食用としているカボチャは厳密にはパンプキンではない。これはどういうことだろうか?

 

 

そもそもパンプキンとは皮がオレンジ色の飼料用・観賞用のものを言い、日本人が食用としているカボチャはスクウォッシュ(Squash)というのである。

 

大正時代に日本に入ってきた「パンプキンパイ」という言葉がきっかけで、パンプキン=かぼちゃという図式が日本語の中で生まれたのではないか、と言われている。

 

 

 

 

第6位:まさかの教育で回転寿司の常識が覆る。大人気の回転寿司店その新人教育とは?

 

東京駅の前にあるKITTE。その中に開店前から100人ほどの大行列ができている回転寿司チェーンが「根室花まる」である。

根室花まるに関しては、2017年6月にカンブリア宮殿でも紹介されています。

 

寿司の値段は平均300円と回転寿司の中では少し高めだが、お客さんの中では大好評である。根室花まるでは、北海道産のネタを店内でさばいている。一般的なネタから、回転寿司では珍しいたらばがにのふんどしや氷下魚子醤油漬けなど北海道でしか出回らないネタも数多く用意されている。

 

しかし、ただ珍しいネタだけで2時間待ちの大行列が起きるだろうか?

 

根室花まるの人気となった理由のひとつが、「レーンからお皿をとる」ということである。一見、回転寿司店では当たり前のことのように感じるが、最近の回転寿司店では、レーンにネタが回っておらず、タッチパネル等で注文スタイルが主流となっている。

その理由は、廃棄ロスが生まれ価格競争に勝てないことが起因していると考えられる。

しかし、根室花まる は回転寿司の本質である「回るお寿司を楽しむ」ということを大事にしているのだという。

これが実現できる秘密が根室花まる の清水社長が崇拝する京セラ創業者の稲盛和夫氏の経営哲学を大事にしているからである。その稲盛和夫氏の教えが

諦めず粘ってやり通す

ということである。根室花まる では、レーンで回っているお寿司を取ってもらうことに徹底的に拘ってやり通しているのである。

社員たちは自らがアイディアを絞ってお客さんがお皿を取ってくれる工夫を凝らしているのである。例えば、お皿を置く位置もお客さんの手前40cmから流すようにしている。こうすることで悩む時間と食欲をそそる時間を与え、よりお皿を取りたくなるのだという。

 

ここで回転寿司に欠かせないマグロの知識に関する初耳学。

スーパーで売られているマグロには、国産のものと台湾産のものがある。街の声は100%国産の方が美味しいという声が多いが、実は国産と台湾産では同じマグロかもしれないのである。

いったいなぜこんなことが起きるのだろうか?

 

実はマグロの産地表示は、どこの海で獲れたかではなく、どこの船が獲ったのかを表示しているのである。

つまり、太平洋でマグロを獲った場合、その船が日本の船であれば国産になり、台湾の船が獲ると台湾産となるのである。結果として、スーパーで並んでいるマグロは同じ魚群のマグロの可能性もあるのである。

 

 

 

 

第5位:新常識…キラキラネームと成績に関連性!キラキラネームは生き恥!無学!

 

 

キラキラネームとは漢字を見ただけではわからない名前や音の響きに漢字を強引に与えた名前のことで、2000年代に入って表れ、今ではすっかりキラキラネームという名称が定着している。

最近では、無理やり漢字に音を当てはめるのではなく、

創夢=はじめ

空翔=つばさ

大空=はるか

といったような読み方は一般的だが、それに読めない漢字を当てはめる形のキラキラネームが増えているのだという。

キラキラネームは受験差別やいじめ、就活で不利になるなどのデメリットもあり、名付けた親が非難されることも増えてきたのである。

 

林先生の実体験上、テストの点数(成績)と名前にはある程度相関性があるのだという。しかし、名付けられた本人には全く責任がなく、固有名詞という意味を考えていない親がいる、ということである。

 

林先生曰く、

命名=文節

であり、名前をつけることによって種類をわけていくという意味をもっている。例えば、生き物は動物と植物に分かれ、動物の中に哺乳類というグループがある、哺乳類というグループの中に犬というグループがある、その犬の中にポメラニアンというグループがある。そして最後に出てくるのが犬の名前=固有名詞なのである。

固有名詞はそれ自体のみではイメージが湧かない、すなわち意味を持たないのである。固有名詞には特定して指示する機能を持っているのである。

ということは、ぱっと見た時に誰か特定できない(=指示できない)名前を付けることが固有名詞の本来の在り方に即していないのではないか、というのである。

 

実際に、メジャーリーグで活躍するイチローの本名は、鈴木イチローである。個性を与えたいからといって、名前に個性を与えずにその子ども自身に対して個性を与えるべきではないかと林先生は結んだ。

 

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第4位:ミス・ユニバース妖精の常識が覆る。3ヶ月で娘を美人に!母のひと言。

 

2017年7月、ミス・ユニバース日本大会が行われ、ミス・ユニバースジャパンに選ばれたのが、阿部桃子さんである。下記の図のように、実は数か月前まで左のような容姿だったのが、右の容姿のように美しくなったのである。そこには両親の教育法が関係していた。

ミス・ユニバース 阿部桃子
ミス・ユニバース 阿部桃子

 

この阿部桃子さん、その父親はテレビリポーターで有名な阿部祐二さんである。そして母親は元祖美人ゴルファーの阿部まさ子さんである。

そこには驚きの教育法があるのだという。

 

1987年に結婚した阿部夫婦のもとに1994年に生まれたのがひとり娘の桃子さんである。小さな頃からプロゴルファーを目指していた。しかし、成績が伸び悩み、結果もついてこない時期があり、その時、ミス・ユニバースの存在を知り憧れるようになったのである。

高校3年の時、想いを打ち明けたのであるが、その時の母の対応が

娘の夢は一度反対する

というものである。

 

その時点ではプロゴルファーを目指していた桃子さん。結果的にプロゴルファーになれるかどうかはわからないが、やり抜く力が大事だと母は考え、叶えたい夢に出会ったからといって、すぐに追い求めては実現は難しい、まずはいま打ち込んでいることをとことんやり抜く事を経験させ、けじめをつけさせることを勧めたのである。

その後、プロテストを受けるも不合格となり、けじめをつけ、ミス・ユニバースにチャレンジする方針転換し、新たな覚悟で挑んだ。大会までの3ヶ月で10キロのダイエットに成功し、ミス・ユニバース・ジャパンに選ばれるに至ったのである。

 

 

 

 

第3位:ファストファッションの斬新な転調教育。GUの新人店長教育。

 

日本発のファストファッションブランドであるGU。創業以来10年連続の増収増益で昨年の売上高は約1,900億円にもなる。成長速度はユニクロ以上である。

そんなGUの日本最大級の店舗が9月15日にオープンした。その店舗の店長が異例の大抜擢だった。それが磯野莉衣さん(29歳)である。プライベートでもほぼ服装はGUというほどのプロ意識の高さである。

アパレル業界がいま大変な時代になってきており、デパートの衣料品売場が売れない、地方の百貨店も閉店、ファッションの最先端だった代官山もアパレル不況で空きテナントが増えているのである。

ひとびとのファッションに対する考え方が変わり、高いものを着る必要はない、何を着るかではなくてどう着こなすかという風潮になっている。それにアパレルメーカーがついていけてない状況となっているのである。

 

GUの新店舗回転準備中、磯野店長は本部の上司からの説教が止まらない。本部のマニュアル通りに店舗を作り上げたのにも関わらずである。本部としては、そこに店長らしさ、店長がその店舗をどうしたいのか、という部分を大切にしたいと考えており、大切に築き上げたマニュアルを店長に破らせるようにしているというのである。

 

店舗ごとに客層はさまざまであるため、マニュアル通りではなく、その地域で売れる店作りを期待しているというのがGUの店長教育なのである。

 

ここでファッションに関する初耳学。

最近、Instagramなどでも話題になっている鯖江メガネ。原宿にも専門店を持つほど、若者から絶大な支持を得ているが、鯖江メガネが復活したその出来事が日本の職人たちの救世主となったというのである。これは一体どういうことであろうか?

鯖江メガネのV字回復のきっかけのひとつとなったと言われるのが、東京ガールズコレクションである。この東京ガールズコレクションでモデルさんたちに鯖江メガネをかけてもらうという仕掛けを行ったのである。

実施前は、若者が鯖江メガネのような高級なメガネを買うはずがないと懐疑的だったのだが、結果的にそれがきっかけでおしゃれブランドとして確立することができたのである。

※鯖江メガネの復活劇の仕掛け人に関しては、カンブリア宮殿でも取り上げられています。

 

 

 

 

第2位:日本一のチームが覆した上下関係。雑用は最上級生の仕事

 

大学ラグビー8連覇の帝京大学ラグビー部では、最上級生がトイレ掃除やグラウンドの整備、食事の準備などを行っている。その際、下級生は自主練をしたり、帰宅したりしているのである。

 

この教育法を2010年から採用し、そこから大学選手権8連覇を達成しているのである。

これはなぜなのだろうか?帝京大学ラグビー部の岩出雅之監督に聞いてみると…

1年生は地方から来る子も多く、入ったばかりでなかなか大学の環境に慣れないことが多い。そのため余裕のある上級生がしっかり頑張ることで、下級生は練習に集中することができ、実力が向上する。下級生の実力向上によって、チーム全体の底上げにつながると考えている

というのである。

 

 

 

 

第1位:政治圧力と戦った歴史教科書問題。灘中学校校長の教科書選び

 

2016年、日本屈指の進学校である灘中学と麻布中学がある歴史教科書を採用。その教科書は検定を通っている教科書であるにも関わらずクレームが殺到したのである。

その教科書は唯一慰安婦問題について言及したものであった。それに対して

反日教育の極左だ

などの過激な批判がなされたのであった。それに対して灘中学の校長がある文章を発表した。

 

その内容が以下のものである。

灘中学 謂れのない圧力の中で
灘中学 謂れのない圧力の中で

全文はこちらを参照。

 

灘中学の和田校長は「政治的圧力を感じざるを得ない」と語った。

 

林先生はこの件について、大韓民国側の主張を認めているわけではないということと、どのように伝えるべきかについては専門家が決めるべきことだと断った上で、

 

検定を通った教科書の中から選んでいるにも関わらず、なぜ第三者がごちゃごちゃ言うのか、という部分と実際に選んだ教科書は、普通の教科書が3年間で学ぶ内容を簡潔にまとめているものに対して、灘中の場合中高一貫校として6年間の中でじっくり教えられる環境下で一番適切だと考えられる教科書を選んだ、ただそれだけのことであって、慰安婦問題が載っているから選んだわけではない。

それに対して圧力がかかった。しかし灘中学の和田校長は屈すること無く静かに戦う姿勢を見せた、こういう姿を見せることが教育である

と見解を示した。

 

和田校長は現在、国民は4つの圧力がかけられていると上記文章の中で発表している。

  1. 政府による新聞やテレビ放送への圧力
  2. 学校教育に対して有形無形の圧力
  3. 安保法制に関する憲法の拡大解釈と緊急事態法にも似た法律が取り沙汰されている現実
  4. ヘイトスピーチを振りかざす民間団体が幅を利かせている現実

 

 

 

 

 

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日本史スキャンダル:桂小五郎の幾松に対する裏切りとは?

 

今回のテーマは「男の浮気」。実は幕末の桂小五郎(のちの木戸孝允)は開国に尽くした長州藩士で、日本の教育にも多大な影響を与え、西郷隆盛・大久保利通らと維新三傑と呼ばれ様々な功績を残した。

 

1864年、幕府から襲撃を受けていた桂小五郎。その窮地を救ったのがのちに桂小五郎の妻となる幾松である。襲っていたのは幕府の警備隊である新選組局長の近藤勇であった。

幾松は京都を後にした桂小五郎を追って長州(今の山口県)へ。しかし待てども桂小五郎は戻ってこなかった。さらに桂小五郎が現在の兵庫県である出石に身を隠していると情報を聞き、但馬国出石に10日間あるき続けて到着したのだが…そこで見たのは衝撃の光景だった。

 

その幾松に対する桂小五郎の裏切り行為とはいったい何であったでしょうか?

 

桂小五郎が身を隠しているはずの場所で幾松がみたものは…手をつなぐ13歳の少女であった。いつの間に隠し子を持っていたのかと思った幾松はさらに衝撃的なひと言を聞くこととなる。

その少女は…

妻の八重子です

と名乗ったのである。この時、桂小五郎は31歳の出来事であった。

そして…幾松がかけた言葉は意外なものだった。

幾松は「八重子さんと一緒で良いから長州に戻りましょう」と説得。八重子は「私は身を引きます」と13歳らしからぬ発言を。

その後、桂小五郎は八重子と別れ、長州藩に戻ったのだという。