こんにちは。ひとりで.comです。
2018年2月18日放送のがっちりマンデーは「10年以上ぶりに過去最高益!の会社」と題してエステー、井村屋、ベルーナを特集。
今回のテーマは10年以上ぶりに「過去最高益」を記録したすごい会社!過去最高益の会社を調べれば、きっと、大ヒットや大成功の秘密があるはず!
あずきバーで有名な「井村屋」がヒット商品で過去最高益に!−20度でも 凍らない!謎のお餅とは!?
ネット通販におされてるカタログ通販で「べルーナ」がなぜか過去最高益!ちょっと変わった儲かりカタログ作戦とは!?
消臭力でお馴染みの「エステー」。社長をめいっ子に引き継いだら過去最高益に!10年以上パッとしない人にもヒント満載の30分です!
「10年以上ぶりに過去最高益!」の会社
女性目線でデザイン改革:エステー株式会社
東京都高田馬場にあるエステー。エステーと言えば、ムシューダや消臭力といった商品でおなじみ。今年度は純利益が昨対比24%増の22億円になる見込みで過去最高益になる見通しだという。
エステーは70年前の創業以来、過去最高益となる予定で純利益が20億を特配するのも2004年以来の13年ぶりだという。
なぜこれだけ業績が伸びているのか…。
その理由が女性社長である。5年前に就任した鈴木貴子社長。鈴木貴子社長は鈴木喬会長の姪にあたる人物であるという。社長になって、行ったことは、まずデザインを変えたことだという。
これまでのデザインは、便器の画像やズバッと!と言った表現など、スポーツ新聞の見出しのようなデザインになっていた。しかし、エンドユーザーは女性であることを鑑みて、女性らしさを踏まえたデザインに変更したところ、それによって売上が1.4倍になったのだという。
この鈴木貴子社長、エステーに来る前は、ルイ・ヴィトン ジャパングループで働いていたのだという。その手腕を見込んで呼び寄せたのだという。
さらに大鉈を奮ったのが、消臭ポットである。シャルダンという名称で大胆にデザインも刷新したのであるが、以下の画像についている鍵のチャーム、これが社内で大論争を呼んだという。
この鍵のチャーム、これ自体何の意味もなく、社内からは無駄なチャームはなくしてコストを削減すべきであると言われたが、最終的にはこのチャームを付けた状態で押し通したのである。
このデザインに変更したことで、価格も400円と以前のものよりも100円以上アップさせたにも関わらず、発売1ヶ月で100万個以上の大ヒットとなったのである。
これまで、デザインを決めるのは男性が多かったが、鈴木喬会長がデザイン改革を断行したいと考え、女性の意見を積極的に取り入れることによってこのような成功を呼び寄せたのである。
やわもちアイスで冬場も純利益61%増:井村屋
三重県津市の井村屋。井村屋と言えば、肉まんあんまん、あずきバーなどのロングセラーが有名であるが、ここに来て最高益を叩き出したのだという。
純利益が7億1,600万円で、前年と比較して61%の増益となったという。会社設立は1947年で過去最高益の更新は29年ぶりとなる。
井村屋でアイスというとあずきバーであるが、いま井村屋で売れているのがやわもちアイスである。アイスクリームの世界において、年間1億円を売り上げれば大ヒットと言われるがやわもちアイスは発売から4年目で35億も売り上げたのだという。
最大のウリは柔らかなお持ちと自社のあん、そしてミルクと3層になっている部分である。
このやわもち、マイナス20度でも柔らかいままとなっている。通常、お持ちは冷たくなると固くなる性質があるのだが、ここに井村屋の技術が活きているのである。
通常、水はゼロ度で氷になるが、原料は配合を工夫することによってマイナス20度でも凍らなくなるのだという。ここに至るまでかなりの苦労があったのだという。配合の仕方は試行錯誤の連続で、3年間でかなりの試作品が作られたのだという。
あずきバーが冬になると売上が落ちるため、冬でも美味しく食べられるアイスを開発せよという指示のもと、やわもちアイスを開発したのだという。
専門的なカタログ通販:ベルーナ
埼玉県上尾市にあるカタログ通販会社のベルーナ。
今期が昨年から19%増益で130億円の営業利益になる見通しで、11年ぶりの最高益更新である。
ベルーナは50代がメインターゲットのカタログ通販会社で年3回、カタログを発行している。1回あたりのカタログ発行数は焼く400万部だという。
今の時代、インターネット通販がほとんどでカタログ通販は苦戦しているというのがほとんどである。しかし、ベルーナはターゲットを絞った専門的なカタログを発行している。
例えば、日本酒専門やダンス衣装専門など、20年前は47種類だったカタログが10年前は100種類、現在は161種類まで増えている。
その中でもいま注目が集まっているのが看護師向けのカタログである。看護師向けのカタログ2種類だけで、売上は78億3,700万円にもなるのだという。
ナース服は費用は病院持ちだが、そのもの自体はカタログから自由に選べるスタイルが多くなっているのだという。特にいま人気となっているのがスクラブというもので、コードブルーのドラマで主人公が着ていたことから人気に火がついたのだという。
また、聴診器については、リットマンというブランドが看護師さんの中で絶大な人気を誇るブランドとなっているのだという。
こうしたニーズに応えることによって、看護師さん向け通販のシェアで56.7%という圧倒的なシェアを誇っている。
さらにこの看護師さんネットワークを活用し、看護師さん向け転職サービスを開始した。