[知られざるガリバー] 業務用冷凍冷蔵庫の福島工業株式会社 – 2018年3月18日 –

知られざるガリバー 消費者が知らないエクセレントカンパニー
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年3月18日放送の知られざるガリバー〜消費者の知らないエクセレントカンパニー〜は「福島工業株式会社」の特集。

業務用冷凍冷蔵庫などを製造する福島工業株式会社 。”冷やすことに、熱すぎる会社”として画期的な製品を生み出し業界をリードしている。

今回は進化する冷やす技術に迫る。

 

業務用冷凍冷蔵庫の福島工業株式会社

 

冷やすことに熱すぎる福島工業

製氷機
製氷機

いまや生活必需品となった冷凍冷蔵庫。スーパーなどで扉のない冷凍冷蔵ショーケースには飲み物やアイス、生鮮食品などさまざまな商品がある。そうした冷凍冷蔵ショーケースを手がけているのが、今回の主役である福島工業株式会社である。

スーパーの冷凍冷蔵ショーケースにとどまらず、飲食店における業務用冷蔵庫や冷凍食品工場での急速冷凍システムなど、そこにはおいしさを守るための巧みな技術が隠されている。

 

その卓越した技術で業界トップクラスの実績を誇る福島工業株式会社は2016年度連結売上高802億円となった。従業員数は1993人、販売製造拠点は国内73拠点、海外13拠点となっている。

 

冷やすことに熱すぎる会社

 

これが福島工業株式会社のミッションである。

 

 

業界トップクラスの卓越した技術

冷蔵ショーケース
冷蔵ショーケース

コンビニやスーパーなどで見る扉のないオープン型の冷凍ショーケース。扉がないのになぜ冷えているのか…そこには福島工業株式会社が積み重ねてきた技術が盛り込まれている。

吹き出し口から吸い込み口まで万遍なく冷気を充満させ、外気が入らないようにする冷気のカーテンを形成することによって、外気との温度差を保っているのである。

 

さらに、飲食店などで使われる製氷機。氷の真ん中が白くならないのにみ福島工業株式会社の技術が隠されている。その秘密が製氷皿にあった。通常、製氷皿は上向きに設置しそこに水を貯めて製氷するが、福島工業株式会社の製氷機は製氷皿を下向きに設置し下から水を吹き付けて凍らすのである。

氷が白くなる要因は、水の中にある不純物であるが、下から水を吹き付けることで凍るのに時間のかかる不純物を落とし、純度の高い氷を凍らせることができるのである。

 

 

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多様な商品ラインナップと福島工業の歴史

福島工業
福島工業

福島工業株式会社が製造する商品の種類は約9,800種類。製造の1から10までの工程を自社で担っており、狭い飲食店において場所をムダにしないように各店舗にあわせてカスタマイズしているのである。

 

福島工業株式会社は1951年、創業者である福島信夫さんが厨房設備の工場としてスタートした。その11年後の1962年には業務用冷蔵庫の量産を開始した。そしてその2年度には、オープン型の冷凍冷蔵ショーケースの量産を開始した。

しかし、このあとある難題を抱えることとなった。そのきっかけが1970年代に発生したオイルショックである。電気代の高騰により、電気をくう業務用冷蔵庫はスーパーにとってお荷物だったのである。省エネという言葉がまだ珍しかった時代の話である。

1979年に省エネ型のオープン型ショーケースを開発。エアカーテンを世界初2重にすることによって、効率化に成功したのである。

 

 

温度管理技術を応用

 

現在、こうした冷却技術を応用して新たな分野への進出として医療現場への進出を積極的に行っている。例えば赤十字社での冷却機能付きの作業台などである。低温管理が欠かせない血液などを作業する際に欠かせないものとなっている。

さらに温度技術を応用して、パンを発酵させるための機械や殺菌水を作る機械なども新商品として開発している。

 

 

 

 

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