こんにちは。ひとりで.comです。

2018年3月25日放送のがっちりマンデーは「郊外のどデカいお店！DVDレンタルのゲオが登場！ゲオの新ビジネスの合言葉は「何でも◯◯します！」」と題してゲオの儲かりの秘密を特集します。

 

全国に1,225店！ロードサイドでよく見る「ゲオ」の内部に潜入！「借りたいDVDが無い！」をなくすためのカラクリとは！？レンタルDVDの超重要ワード「買い切り」と「レベニュー」って？

安心安全、中古スマホビジネスの裏側に潜入！秘密の倉庫には○万台のスマホと謎のマシンが！

古い家電や怪しい水晶にも値段がつく！「何でも買い取る」って本当？

これを見たらあなたも何か売りたくなるかも！？

 

 

郊外のどデカいお店！DVDレンタルのゲオが登場！

 

 

DVDレンタル最大手のゲオホールディングス

株式会社ゲオホールディングスの年間売上は2,680億円。店舗は全国に1,225店舗ある。DVDレンタルが主力事業のひとつである。

近年、ネット配信で映像が見られるサービスが増えており、勢いに押されがちではあるが、ゲオではレンタルだけで780億円の売上となっている。

 

DVDレンタルは、どんなタイトルを何枚仕入れるかが儲けを左右する。

ゲオでは、

例えば、4月4日発売の「亜人」というタイトルでは、興行収入が14億〜15億、主演が佐藤健さんと綾野剛さんである。

 

この商品のベンチマークとなるのが「土竜の唄」と「東京喰種」であり、亜人では63万視聴と予測を立てた。

 

 

 

この予想視聴数を30で割ると予想仕入れ枚数が出てくる形になるため、

630,000枚÷30＝21,000枚

となる。この30という数字はDVD1枚あたりの平均レンタル回数である。

 

こうして予測枚数を出したのちに、取り扱っている東宝へ出向き、実際の交渉に入るのである。この交渉現場では、お互いの思惑とともに、枚数だけではなく、

• 買い切り
• レベニュー

などの要素も加味した上で交渉を行う。

買い切りとは、レンタル用の商品としてゲオが購入して、レンタルを行う方式であり、多くのお金が必要となる。一方、レベニューとはレベニューシェアの事を指し、レンタルされた分だけ、その利益をゲオと東宝で按分する仕組みである。

東宝としては、一度に多くのお金が動く買い切りですすめたい、ゲオとしてはリスクを減らすためにレベニューですすめたい、という両者の思惑をうまくあわせることで交渉が成立するのである。

多いときでひとつの作品で10回以上打ち合わせを行うこともあるのだという。

 

ゲオでは独自の流通センターを持っており、各店舗によって異なる需要を調整しているのだという。

すなわち、A店では全く借りられない商品でも、B店では人気となっている商品は一度、愛知県にある流通センターに集めた後に、B店に送ることによって、レンタルされる回数をなるべく増やしているのである。

 

ゲオの場合、ほとんどの店舗が直営店となるため、こうした本部主導の商品回収ができるのである。

 

 

中古ビジネスの2nd STREET

ゲオの中でDVDレンタルと同様に主力ビジネスとなっているのが中古ビジネスである。中古ビジネスだけで892億円となっており、中古ビジネスで有名なブックオフやコメ兵よりも上位である。

特に中心となって取り扱っているのが、スマートフォンや携帯電話である。愛知県の集約センターには6万台〜7万台のスマートフォンがあるという。

一般消費者による売却だけではなく、企業が社員用として支給していたスマホを機種変更する際など、大量にスマホが送られてくるのだという。

この集約センサーでは、データの消去からはじまり、通電チェック、音声チェック、タッチパネルのチェックなど中古で売却した際に、しっかり使用できるかを手作業で確認している。

 

さらにゲオでは、スマホだけではなく、店頭でさまざまなものを買い取るビジネスを展開している。そのブランドが「2nd STREET」である。

2nd STREETでは、必要亡くなった生活雑貨を買い取り、店頭で販売している。

8年前からスタートし、全国に581店舗を展開している。

 

メルカリなどのインターネットを使った売買も近年登場しているが、買う人が見つからなかったり、郵送手配が面倒だったりするため、店舗に持ち込んでその場で査定を受け、現金を受け取れるという、仕組みがお客様に受けいれられているのである。

 

さらに、2nd STREETでは、なんでも買い取るのがモットーで、フリスビーや浄水器のカートリッジ、水晶なども買い取ってくれる。

過去の2nd STREETの売買データを参考に、時期なども加味した上で買取価格を決定するのである。例えば楽器類はお年玉で購入する人が多いため、年末に販売価格があがるのだという。

 

実は、2nd STREETでは、中古品を売りに来て、現金を受け取った人が一番のお得意さんなのである。査定の間に、店舗内をまわり、買いたい商品を探す。そして、売却して手に入れた現金でまた新たなものを買ってくれるという循環が生まれているのである。

 

 

 

 

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