こんにちは。ひとりで.comです。
2018年4月1日放送の知られざるガリバー〜消費者の知らないエクセレントカンパニー〜はアマノ株式会社の特集。
1931年の創業時に国内初のタイムレコーダーを開発。以来、多様な職場環境に合わせた改良を加え、多品種のタイムレコーダーで業界トップを走ります。
アマノ株式会社の製品の根底にあるのは“人と時間”“人と環境”というテーマ。
今では自動で動く最先端の業務用ロボット清掃機が注目されています。アマノが見据える将来から、私たちの職場の未来が見えてくるかもしれません!
タイムレコーダー業界トップのアマノ株式会社
ニッチトップを目指すアマノ株式会社
今から87年前、国内初のタイムレコーダーを開発したアマノ株式会社。アマノは時間と環境をキーワードにダントツのニッチトップの領域を目指し成長を続けている。
アマノが展開する分野は全て時間と環境に関わるニッチな分野である。おなじみに出社と退社を管理するタイムレコーダーにおいては国内シェア40%を誇る。さらにコインパーキングで使われているパーキングシステムでは国内60%のシェアとなっている。
さらに、工場や企業内と清掃する業務用清掃機器は国内シェア30%となっている。
時間を記録し、働く人を支える
アマノの売上高はおよそ1,200億円。7期連続の増収増益を続けている。従業員数は4,600人、拠点数は国内72ヶ所、海外21ヶ所となっている。
87年前、まだ勤怠時間の管理が曖昧だった頃からアマノでは社員の出退勤を管理するためのタイムレコーダーを販売してきた。近年、働き方改革が叫ばれる中で、多様な企業からのニーズに対応するために15種類ものタイムレコーダーを販売している。
これまで、企業などが中心にタイムレコーダーを導入してきたが、近年は学校法人などからの引き合いも出てきている。実は勤務時間などを管理している公立小中学校は全体の20%しかないのだという。
アマノの成長の過程
1931年、現在のアマノの前身となる天野製作所を創業者である天野修一さんが設立した。働く時代をあまり気にしていなかった当時、時代を先取り、国内初のタイムレコーダーを開発した。それから16年後の1947年、労働基準法が公布され、働く時間への意識が高まり、需要が急増したのである。
1950年には国鉄への納入がなされ、それ以降次々と大口の受注が成立し会社が飛躍する足がかりとなったのである。
タイムレコーダーを納入している工場内で、清掃が行き届いていない現場を目の当たりにし、集塵機や清掃機器を輸入販売するという新規事業をスタートさせた。
その後、高度経済成長とともに車が一般に普及するようになり、時間を管理する技術を応用し、1973年に無人の駐車場システムを開発したのである。