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2018年4月29日放送のがっちりマンデーは「「アパホテル」の社長…のダンナさん!元谷外志雄代表が登場!」と題してアパグループ代表 元谷外志雄さんが登場。
今や知らない人がいないほどメジャーなホテルチェーンとなった「アパホテル」。
そのアパホテルの代表を務める創業者の元谷 外志雄(もとや としお)氏がゲストで登場!意外だがバラエティ番組に初出演となる。
今まで、プロモーションの顔と言えば、帽子姿でおなじみの夫人・芙美子(ふみこ)社長が有名だが、『がっちりマンデー!!』だけは、自らが出演を決めたという。
「アパホテル」の社長…のダンナさん!元谷外志雄代表が登場!
部屋は小さく、ベッドは大きく
国内にホテルを447棟、客室は7万5千室を誇るアパホテル。年間売上は1,160億円と絶好調。他のビジネスホテルと何が違うのか。
アパホテルは、まだネットが全盛になる前に覚えやすい=検索しやすいところから生まれた言葉で、Always Pleasant Amenity、すなわちいつも気持ちのよい環境という略称から来ているのである。
アパホテルの人気の秘密のひとつに部屋づくりがあるのだという。よくあるビジネスホテルのようだが、特にアパホテルが気を遣っているのが、
部屋は小さく、ベッドは大きく
という点であるという。
普通、ビジネスホテルの部屋の広さは12㎡〜13㎡であるが、アパホテルは平均11㎡であるという。その一方で、ベッドのサイズは通常のシングルベッドが100〜110cmのところ、アパホテルは135cm〜140cmなのだという。部屋を狭くしている分、他のホテルよりも約20%部屋数を多く作れているのである。
さらに部屋のあかりのサイズは、通常のホテルよりも明るく作っており、部屋で仕事もできるようになっている。
また、部屋についているバスタブは卵型の形をしており、これによって、水を溜めたときい約20%の節水ができるのだという。
ホテル業界において、稼働率が80%を超えていると大成功と言われている中で、アパホテルの平均は88.5%なのだという。さらに、東京都内のアパホテルでは、稼働率は100%なのだという。また、中には稼働率が100%を超えるホテルもあるのだ。
これは、アパホテルがホテル=泊まるという常識を打ち破り、日帰りプランというものを打ち出しているからなのである。料金は1泊分の半額程度で利用可能となっている。
元谷外志雄さんの1日に密着
これまでメディアには一切出てこなかったアパホテル代表の元谷外志雄さん。その知られざる1日に密着。午前10時から月に1度のホテル会議が行われていた。全国のアパホテル支配人が全員参加する会議でそれぞれのホテルの月間売上の報告と今後の展開を発表するのである。
午前11時からは物件視察。アパホテルの物件はすべて代表の元谷外志雄さんが見て決めるのだという。どのあたりを見て物件の可否を決めるのか…。
まずは、土地と土地の境界線をチェックするのだという。境界線がはっきりしていないと設計ミスなどの原因になってしまうことがあるのだという。そして視察段階で、作れる部屋の数を試算し、その場で設計者に部屋の設計を指示してしまうのである。
駅チカな物件が多いアパホテルでは、ホテルの設計も自社で行っているため、どんな変形地であってもホテルを建てることができるのである。また、変形地であると土地代が安くなる…したがって、L字型や十字型など通常のホテル業者が購入しない物件でもアパホテルは条件を満たせば購入してしまうのである。
その日指示した設計は、代表が事務所に戻るまでに完成しており、その設計と自身の試算に大きな違いがなければ、その日のうちに買ってしまうという。
このようなスピードもアパホテルが急成長した秘密のひとつであろう。