こんにちは。ひとりで.comです。
2018年5月13日放送の林先生が驚く初耳学。
『白熱教室』では、「“告白は男からすべし”という考え方は女性の願望にすぎない」という説を取り上げ、その訳を林先生が徹底解説。
また、「澤部の初耳ピーポー」では、プロボクサーとして過酷なトレーニングに減量とストイックな生活を送るなか、趣味で始めたあることが女性たちの評判を呼び本業になってしまったという二刀流美女に密着。
さらに、好評「スキャンダル日本史」では、江戸中を騒がせ、後に歌舞伎の演目にもなったある桜の名所にまつわる悲劇のスキャンダルを紹介する。阿部寛や中島健人からは、江戸の町の人や職業にまつわるとっておきの出題も。
告白は男からすべし!は女性の願望に過ぎない
【目次】
林先生の白熱教室:告白は男からすべし!は女性の願望に過ぎない
これは、東洋経済オンラインに掲載された記事からの話である。
しかし、この「男から告白する…ということは女性の願望に過ぎない」ということを最新データと歴史で明らかにしようというのである。
上記の記事の中にも記載されているが、内閣府が調査したデータによると、男性から告白があれば交際を考える女性の割合は、イギリスが14.7%、フランスが16.5%であるのに対して、日本は45%という高い数字となっている。すなわち、日本の女性は待ちの姿勢が強いということが言える。
おそらく、このきっかけになったのが、
ねるとん紅鯨団
ではないかと記事の中では分析している。
ねるとん紅鯨団の放送開始は1987年なので、今の若者世代は知らないかもしれないが、この番組では男女がお見合いをして、最後に女性に「お願いします」と手を差し伸べる、すなわち男側が女性のアプローチするというフォーマットを全国に広めたと考えられている。
当時の男性は、恋愛至上主義と言われるようにとにかく女性にモテることを目指して生きていたとされている。
また、当時の恋愛バイブルとされたHot Dog Pressという雑誌があった。最大月間発行部数70万部で、デートマニュアルが掲載されており、世の中の男性は読み漁っていたという。
それに対して、これも同じく内閣府が調査したデータで、異性からのアプローチに関する調査において、男性が気になる女性には積極的にアプローチすると答えた割合は25.9%となっている。すなわち、女性は45%が告白を待っており、男性は25.9%しか自分からアプローチしない。これでは、なかなかカップルができないだろう。
温泉の成分表で勘違いしている可能性?
いま女性に人気のとある居酒屋。外観はいたって普通だが、中身は銭湯をリフォームした居酒屋となっている。それが東京の三田にある銭湯居酒屋「分福」である。
テーブルが湯船の中にあったり、風呂桶に入った刺盛りやコーヒー牛乳の瓶に入った牛乳焼酎など変わったメニューもある。
ところで…銭湯と言えば、ケロリンの風呂桶があるが、関東と関西で大きさが違うのだという。その理由は、関西は昔からかけ湯文化があり、お風呂から汲んで体にかける。そのため、お湯を汲みすぎないように小さくできている、一方かけ湯文化がない関東では、蛇口からお湯を汲むため桶が大きくなっている。
ここで温泉に関する初耳学。温泉に行くと気になるのが、温泉の成分表である。この成分表にはがっかりするカラクリがあるというのだが、それはなんでしょう?
温泉に貼っている成分表には、一般的適応症と泉質別適応症の2つがある。
一般的適応症には、冷え性・筋肉痛・関節痛・神経痛などが書いてあることが多いが、実はこの一般的適応症の一般とは、お湯に入れば効果があるとされているものなのである。
したがって、もうひとつの泉質別適応症で得られる症状を見ないとあまり意味がないのである。
プロボクサーとスイーツ店を両立する藤原茜さん
プロボクサーとして活躍する藤原茜さん(30歳)。ボクサーとして活躍する傍ら、趣味で始めたスイーツ店さんが女性の間に大人気となっているという。品川区の一等地でひとり暮らしをするほどスイーツ店さんが儲かっているのだという。
そのお店がチョコレートと大豆のヘルシースイーツ専門店「Rubia Trainer’s kitchen」(ルビアトレーナーズキッチン)というお店である。
このお店、女性からおいしくて低カロリーであると女性誌でも評判となっている。
もともとスイーツ好きだった藤原茜さんは、減量中でも食べられるスイーツを作れないかと考案し、それを元に4年前にスイーツ店をオープンしたという。
ここでカロリーに関する。スーパーなどで販売されている弁当などに表示されているカロリー。実はそのカロリー表示が正確ではないかもしれないのである。これはどういうことだろうか?
実はカロリー表示には許容差が認められているのである。カロリーはそもそもどのように算出されているかというと、食品成分表という本に記載されている原材料毎のカロリーが表示されており、それに基づいて計算されている。
しかし、食品の原材料は部位や産地などによって、そのカロリーに個体差があるのである。したがって、食品表示法では、±20%までの誤差が許容されている。したがって、800kcalであれば、もしかしたら1,000kcalかもしれないのである。
ちなみに、鉄分に関しては、±50%まで許容範囲が設定されている。
日本では、年間のべ44億人が利用するバスだが、バスがなかなか来ず、遅れてくるためイライラすることはありませんか?
しかし、バスの時刻表はそもそも守れないように作られているのである。
例えば、下の時刻表は、隣のバス停の時刻表を並べているものだが、この時刻表では絶対守れないはずである。
なぜ、このような時刻表になっているのだろうか?
実はバスでやってはいけないことは、時刻表よりも早く出発する「早発」である。というのは、実は路線バス(電車も含む)は時刻表よりも早く出発してはいけない、と法律で定められているのである。
早く出発すると減給の対象になる会社もあるのだという。
スキャンダル日本史:五反田のかむろ坂の命名に隠された事実
東京五反田にある「かむろ坂」。品川百景にも選ばれた有名な桜の名所である。このかむろ坂の名前の由来に非常に悲劇が隠されていたのである。
江戸時代、平井権八という浪人がいたが、この男が後世にも継がれる悲劇を作り上げるのである。この平井権八が足繁く通っていたのが遊郭である。遊郭で目をつけていたのが小紫という名の遊女である。小紫は美貌と教養を兼ね備えた最高位の遊女「太夫」であった。
その小紫には「かむろ」という遊女の見習いがおり、身寄りもなかったため、小紫とかむろは親子のように慕い合っていたという。
平井権八と小紫は互いに惹かれ合い、遊郭に足繁く通っていたが、ついに遊郭に通うお金がなくなってしまい、そのお金欲しさに約130人もの人を殺し強盗したという。数々の悪事を働いた平井権八は処刑されてしまったのである。
失意の中、平井権八の墓前に訪れた小紫は、なんとそこで自らの命を絶ってしまったのである。この小紫の後追い心中は、江戸で初めて起きた男女の心中事件として語り継がれている。
そして、残されたかむろは、小紫の死を目撃してしまい、その帰り道にならず者に遭遇し、逃げ切れないと思ったかむろは近くにあった池に飛び込み自害してしまったのである。
そんなかむろを尊び、村人たちは池の近くにあったその坂道を「かむろ坂」と名付けたのであった。
ここで、江戸時代に関する初耳学。
江戸時代には、額に「犬」という文字を書いている人がいた。これはいったいどういう人なのだろうか。
これは罪人の証で、1回目の逮捕で1本の線、2回目で2本…と増えていき、犬という文字ができたときが最後通告で、これ以上の悪事を働いた場合は死罪となるのである。これは、安芸地方すなわち現在の広島県周辺で行われていたもので、入れ墨刑と呼ばれるものである。
他にも江戸では悪、肥後では刀の文字が書かれるものとなっており、罪人がどこで罪を犯したのかがわかるようになっているのである。