[カンブリア宮殿]( ウエルシア )便利さを極め街のインフラに! ドラッグストアの新王者 – 2018年5月31日

カンブリア宮殿
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年5月31日放送のカンブリア宮殿は「便利さを極め街のインフラに! ドラッグストアの新王者」と題してウエルシアホールディングス会長 池野隆光(いけの たかみつ)さんが登場。

 

ドラッグストア業界に長らく君臨してきた”王者”マツモトキヨシホールディングスが、2016年、22年ぶりに売上高首位の座を明け渡した。新たにトップに立ったのは「ウエルシアホールディングス」だ。その急成長の秘密は、ドラッグストアに、「コンビ二の便利サービス」と「スーパーの激安価格」を導入した点。さらに、「健康」をうたったプライベート・ブランド商品も開発し、大ヒットさせている。
便利と格安でコンビニから客を奪い、”新たな社会インフラ”になりつつある、ウエルシアの戦略に迫る。

 

便利さを極め街のインフラに! ドラッグストアの新王者

 

ドラッグストア業界No.1に躍り出たウエルシア

 

最近都心に増えている安くて便利なお店。それがウエルシアである。

ウエルシア
ウエルシア

 

お昼時にもなれば近くのサラリーマンが訪れ、お弁当を買っていく。ウエルシアで販売しているお弁当は、実は近くのお弁当屋さん「ほっともっと」が配達してくれるお弁当なのである。だから暖かくておいしい。

店内にあるコーヒーサーバーは、伊勢志摩サミットで振る舞われたコーヒー。それが1杯150円で飲める。さらにレジでは、公共料金の支払いまで出来てしまうという。

店内では、惣菜から野菜、日用品までなんでも揃い、スーパーよりも値段が安いのだという。それが主婦の心をつかんではなさない。

そんなウエルシアが最近、すごい勢いで出店攻勢をすすめているのだという。

 

もともと埼玉県からスタートしたウエルシアだが、徐々に勢力を拡大していまや1,745店舗を展開している。そしてとうとうドラッグストア業界でマツモトキヨシの売上高を20年ぶりに抜き1位となったのである。

そんなウエルシアの本社は東京御茶ノ水にある。ウエルシアの社訓は孫氏の兵法をもとにしたもので、

以差別化不戦而勝(差別化を以て戦わずして勝つ)

としている。

商品の差別化をすれば、他社と戦わずしても勝てる、という意味である。

 

そんなウエルシアにおける最大の差別化が店内の調剤コーナーである。全国1,700店舗の3分の2にあたる、約1,100店舗で調剤を併設している。これはドラッグストアでは圧倒的にNo.1である。

薬剤師も4,400人を抱える。これも業界最多である。いつも、同じ薬剤師がいるため、街の薬屋さん的な役割を果たしている。

さらに、24時間営業のお店が140店あるのも業界最多である。

 

ウエルシアはプライベートブランド商品にも力を入れており、健康に特化した商品を次々に開発している。これも差別化戦略の一つである。

 

こうしたプライベートブランド商品の開発のアプローチ方法もウエルシアならではである。ウエルシアが開発する数多くのプライベートブランド商品は、大学などと共同開発して行っているのである。

 

 

 

地域に根ざした薬局作り。ライバルとの驚きの合併

 

埼玉県郊外のウエルシアでは少し変わった取り組みをしているという。それが軽トラックを活用した朝市である。この店舗の周辺では、野菜などが買えるお店が少ないため、ウエルシアが近所の農家に声をかけて、ウエルシアの駐車場で朝市を開催しているのである。

 

現在、会長である池野隆光さんは、1965年、製薬メーカーである全薬工業に入社した。そこでは営業を担当するサラリーマンだった。その後、1971年、独立し埼玉県坂戸市でドラッグストア「トップ」を開業した。

薬のほか、ちょっとした商品を売るドラッグストアはアメリカ生まれの形態で、トップの販売形態の目新しさで注目を集め、20店舗まで拡大した。だが、90年代後半になると、大手のドラッグストアが台頭し、池野隆光さんは

うちのような中小のドラッグストアはいずれ飲み込まれてしまうのではないか

と脅威を感じていたのだという。

同じような危機感を感じていたのが、同じく埼玉県内でグリーンクロスというドラッグストアを展開していた鈴木孝之さんである。

グリーンクロスは調剤併設のドラッグストアであり、当時としては非常に珍しかった。そんな鈴木孝之さんから驚きの提案をされたのだという。

このままじゃ大手にやられる…一緒に手を組まないか

と、池野隆光さんとしては、寝耳に水だった。ライバル店だった相手から合併を申し込まれたのだ。

 

結局、2002年、両社は合併するに至った。そして、店の名前をウエルシアに統一したのである。ウエルシアは健康を表す「wel」と国を表す「cia」を合わせて作られた造語である。

当時、病院は診療・薬や薬局という医薬分業の政策が推し進められており、病院の周辺に門前薬局が多くできていた。

しかし、ウエルシアは病院の周辺には敢えて出店せず住宅地に展開する戦略をとった。

特に高齢化してきたときに、近くの薬剤師に相談したい…そう考えるのが人情なのではないかと考えているのだという。家の近くで薬が受け取れるという便利さが受け入れられ、徐々に店舗を増やしていった。

 

そんな地域密着で成長するウエルシアに2018年も新人薬剤師が265人入社した。いま、病院や薬剤師などと並んで、薬剤師としてウエルシアに入社を希望する新人薬剤師が増えているのだという。

 

 

地域のため、お客さんのために何でもやってしまうウエルシア

 

地域のためをキーワードにウエルシアはどんどん進化を続けている。ウエルシアの店舗の一部を自治体に開放し、ウエルカフェという名前で体操教室など公民館のように自由に使ってもらっている。

 

そこで店長が、利用者にお店への要望を聞く。この地域は年配者が多く、

  • 野菜類の充実
  • 園芸商品の充実

を希望するお客さんが多かった。すぐさま、そうした要望に対して応えることでより地域住民との信頼を醸成していくのがウエルカフェのひとつの目的でもあった。

 

さらに、日本橋にあるウエルシアは、働く女性向けのドラッグストアを目指し新たな試みをすすめている。品揃えは女性向けに冷え性対策の商品やむくみ対策の商品、低カロリーの商品などを取り揃えている。

そして、毎月1回、薬剤師による無料健康相談会も開いている。

ここでもお客さんの要望に応えて、なんとフェイシャルエステまで受けられるようにしてしまったのである。しかも、専門店よりも割安で受けられるのだという。さらに、歯のホワイトニングができる施設も用意している。

 

最近では、お客さんからの要望があって、ウエルシアの全店舗のトイレを人工肛門や人工膀胱をつけた人たち(=オストメイト)が使いやすいトイレに変えようとすすめており、約500店舗ほどは変更が完了しているのだという。オストメイトの方々は国内に約20万人ほどいるのだという。

 

 

 

 

 

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