こんにちは。ひとりで.comです。
2018年6月24日放送のがっちりマンデーは「次週…「農林水産省」に潜入!ニッポン農業を儲けさせる!?」と題して農林水産省に潜入し、さまざまな部署の人たちの仕事を紹介する。
日本の農業を儲けさせるお役所「農林水産省」に潜入!
農業や林業など第一次産業に携わる方々を儲けさせるため日夜働いているお役所。その内部には穀物課の豆班や林野庁のきのこ係長など変わった部署がたくさんあった!
穀物課では、豆と稲の一粒にかける熱い穀物バトルが繰り広げられる!?
さらに、農水省の研究者が開発した飛ばないテントウムシが農家さんを救う!その特徴は「テントウムシなのに飛ばない」!?
「農林水産省」に潜入!ニッポン農業を儲けさせる!?
米・麦・豆の普及を行う穀物課
農林水産省の穀物課。ここの稲生産班では、
- 効率の良いお米の作り方を農家に提案
- 品質の良い銘柄の開発を研究機関にお願いする
といった仕事を行っている。
例えば、コシヒカリよりも多く生産できると言われている「あきだわら」という品種を現在全国の農家さんに提案している。
お米の良いトピックとしては、現在、お米の輸出量が伸びているのだという。2013年には3,121トンだった輸出量は、2017年には11,841トンと約3倍以上にまで膨らんでいる。海外に日本食のレストランが増えたことが輸出が増えたきっかけだと考えられている。
この穀物課には、稲班だけでなく、豆班の人も在籍している。
最近注目されているのが、カレーなどにも用いられるレンズ豆である。
実はこのレンズ豆の名前の由来は、レンズに似ているからレンズ豆なのではなく、もともとレンズ豆が元祖で、それに似ているからレンズという名前がついたということなのである。
作況指数データを作る生産流通消費統計課
生産流通消費統計課では、お米の統計を行っている課である。例えば、今年のコメの生産高を表す作況指数を作っているのである。調査方法は、全国の水田1万箇所において、稲穂についている籾殻の数を手作業で確認するという気の遠くなるような作業を行い、集計を行っている。
この作況指数のデータは、農林水産省の中でもかなりの機密事項に分類され、作業者は個室にこもって集計作業を行うほどの徹底ぶりなのだという。
というのも、作況指数のデータは、米の先物取引のデータとして活用されてしまう危険性があるからである。
新品種の改良を行う園芸作物課
園芸作物課では野菜調整官という役職の人物がいる。台風や長雨など気候による全国各地の野菜の生育状況を把握し、その価格を予測するのが野菜調整官の仕事である。
この園芸作物課の重要な任務の一つが、新品種の開発である。その新品種の開発は、茨城県つくば市の農研機構という場所で行われている。
ここで開発された有名な品種としては、りんごのふじやナシの幸水や豊水、皮ごと食べられるシャインマスカットなどがある。
また、11年前にぽろたんというクリの新品種も開発しており、このぽろたん、一般的なクリと異なり、簡単に渋皮がとれる品種となっている。ぽろたんは、ぽろっと皮がとれる、というところと、丹沢という品種から生まれたということが名前の由来になっているのだという(ぽろたんは丹沢と550-40という品種の掛け合わせから誕生)