[未来世紀ジパング] 牛肉ブームに異変!知られざる”牛肉大国”が日本上陸– 2018年7月11日

未来世紀ジパング
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年7月11日放送の未来世紀ジパングは「牛肉ブームに異変!知られざる”牛肉大国”が日本上陸」と題して日本で起こっている牛肉ブームと次のブームと言われているグラスフェッドビーフ、さらに世界一の牛肉消費国ウルグアイからの牛肉輸入解禁を追った。

 

日本は今、空前の牛肉ブーム。その一方で、牛肉価格が高騰し大手牛丼チェーンも値上げ、その原因は、なんと中国の火鍋人気だった。そんな日本の危機を救うべく、知られざる南米の”牛肉大国”が動き出していた。さらに熟成肉ブームの次を狙う、ニュージーランドの「牧草牛」とは…

 

 

牛肉ブームに異変!知られざる”牛肉大国”が日本上陸

 

 

熟成肉を作る魔法のシート:レイジングシート

 

熟成肉のブームや肉フェスなど、日本ではかつてない肉ブームが到来している。そんな中、政府は「物価上昇の一因は肉ブームにある」と発表した。

ブームの一方で、問題も生じていた。それが価格の上昇である。牛肉の小売価格は5年連続で上昇していた。大手牛丼チェーンも牛丼の価格を値上げした。急激な価格高騰の原因は中国の火鍋のブームにあった。火鍋は日本の鍋と同様ににバラ肉を使っている。

 

最近よく聞く熟成肉。その火付け役とも言えるのが、「格之進」である。連日おいしい熟成肉を求め、多くの人で賑わっている。

熟成肉とは低温で一定時間寝かせることで柔らかく、アミノ酸が凝縮され旨味も増すのである。しかし、熟成肉には厳密な定義や衛生基準もないため、それぞれが独自の方法で熟成を行っているのである。

 

こうした問題を解決する画期的なものを開発する会社があらわれた。それが株式会社ミートエポックという企業である。明治大学と牛肉チェーンが共同で設立したベンチャー企業である。そのミートエポックが開発したのがレイジングシートと呼ばれる魔法のシートである。

レイジングシート
レイジングシート

 

このシートを肉に巻くことで誰でも簡単に熟成肉を作れるという魔法のシートなのだという。シートには、人体に害のないハリエダケカビの一種が刷り込まれている。これを肉に巻けば最低10日間で熟成肉にすることができるのだという。

これのどこが画期的かと言うと、実はこれまでの熟成肉は、肉を空気中においておき、空中に浮遊するカビを付着させることで熟成させていた。そのため、人体に害のある菌も付着する恐れがあったのである。

 

レイジングシートで作った熟成肉は既に都内でも提供され始めている。

 

 

 

熟成肉の救世主?グラスフェッドビーフ

 

港区にあるWAKANUIというグリルのお店ではニュージーランドの牧草牛が提供されている。そのお店で人気の品がグラスフェッドビーフだという。

日本で提供される多くの牛肉が穀物を食べて育った牛の肉であれば、このグラスフェッドビーフは牧草で育った牛の肉なのである。

 

最近では、グラスフェッドビーフを売る専門店も出来てきている。グラスフェッドビーフに注目が集まっているには理由がある。それが、オメガ3系脂肪酸の存在である。このオメガ3系脂肪酸は現代人に足りていない脂肪酸と言われており、それが豊富に含まれているのだという。

 

グラスフェッドビーフ
グラスフェッドビーフ

 

 

世界一の牛肉消費国ウルグアイ

ウルグアイ
ウルグアイ

そんな牛肉ブームの救世主になるかもしれないと期待されているのが、日本の裏側にある南米のウルグアイである。ウルグアイの面積は日本のおよそ半分。主な産業は牧畜業で人口は350万人の小国である。

そんなウルグアイは世界一の牛肉消費国で、年間のひとりあたりの消費量は56.3キロとなっている。これは日本の9.5キロと比較すると6倍にもなる。

 

人口のおよそ4倍の1,200万頭の肉牛が飼育されているウルグアイは世界でも第7位の牛肉輸出国である。そんなウルグアイの牛肉を狙う日本企業が食肉商社のアトムである。

実はウルグアイでは2000年に口蹄疫が発生しそれからウルグアイの牛肉は輸入禁止となっていたのである。そんなウルグアイの牛肉の輸入禁止が解禁すると2018年3月に日本政府が発表したのである。まだ解禁日の具体的な日付は決まっていないが、これが決まれば一気にウルグアイ産の牛肉の輸入がはじまると考えられている。

 

 

 

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