[ガイアの夜明け]”異端”が作る ニッポンの宿 – 2018年7月10日 –

ガイアの夜明け
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年7月10日放送のガイアの夜明けは「”異端”が作る ニッポンの宿」特集。

 

多くの外国人観光客が日本を訪れるなか、京都市内では宿泊需要の拡大を見込んだホテルの建設ラッシュが続く。客室稼働率は90%と高止まりが続き、ビジネスチャンスを狙った異業種も参入、競争が激化している。

 

しかし、観光地にありながら、不振にあえぐところも…。行き止まりの路地に面した老舗の旅館は、異色の企業に”身売り”した。立て直しを任されたのは、立地の悪いレストランを再生する「バッドロケーション戦略」で数々の物件を救って来た”外食業界の異端児”だった

。一方、その京都に新しいコンセプトで宿を展開しようという企業も。売りは「1泊約4000円」という価格。併設するカフェでは、女性客にアピール。そこには新たな顧客を獲得する、ある狙いが…。様々な挑戦が交錯する、ホテル激戦区・京都の今を、現場から描く。

 

 

“異端”が作る ニッポンの宿

 

 

京都の観光地なのに客が来ない…“外食の異端児”が不振の旅館を変える?

 

老舗料理旅館「菊水」。

京都でも紅葉の名所として知られる南禅寺の、目と鼻の先にある宿だ。客室はわずか15室。

旅館にも、もみじや桜が映える日本庭園が広がる。それを眺めながら食事ができる「離れ」は、大きな魅力のひとつだ。

しかしこの菊水、客がほとんど訪れていなかった…。

 

南禅寺の周辺を訪ねる観光客は多く、一見良い立地に思えるが、菊水の入り口は表通りから細い道を入った、ずっと奥。しかも、客室は30年近く改装されていないため薄暗く、トイレや風呂などの水周りも古さが際立つ。

南禅寺の紅葉が見ごろを迎える11月には稼働率が8割を超えるが、そのほかの時期は2割程度。深刻な経営難に陥っていた…。

その菊水を訪ねた、一人の男性。全国におよそ80店舗の飲食店を運営する「バルニバービ」の佐藤裕久社長だ。人が来ない「バッドロケーション」と呼ばれる場所で、次々と飲食店を成功させた“外食業界の異端児”。

その佐藤社長が菊水を買収、再生へと乗り出したのだ。 佐藤社長は、5カ月掛けて菊水を大改装し、“バルニバービ流”に生まれ変わらせるのだという。客室は15室から5室にまで減らす一方、料金は1泊3万円からとほぼ倍額に。自らハードルを上げる、大胆な挑戦だ。

“外食の異端児”は京都の伝統を打ち破り、旅館を再生できるのか?

 

 

 

京都に登場!「1泊4000円」の宿 その狙いは…

 

いま、京都でどんどん増える観光客を取り込もうと、異業種の企業が宿泊に特化した安い宿を作って参入している。

これまで様々な価格帯のホテルを展開してきた私鉄大手・京阪グループの「京阪ホテル&リゾーツ」では、その流れに乗って新しいタイプのホテルを生み出そうとしていた。

打ち出したのは、本格カフェとホテルを融合した簡易型ホテル「カフェテル」。

簡易型施設なので風呂やトイレ、洗面所は共同だが、「1泊約4000円」という価格を実現した。

そして、このホテルのもう一つの売りは、「女性限定」ということ。これまでの簡易宿泊施設は男性の利用が多く、女性にとっては利用しにくい宿だった。

「女性限定」にすることで不安を払拭し、これまで逃していた客層を取り込もうという狙いだ。  女性客にアピールしようという「女子受け」の仕掛けもあちこちに。ホテル作りを担うのは、社内公募で選ばれた20代の女性社員たちだ。カフェのメニューをどうするか?

女性が喜ぶアメニティは…。ターゲットと同じ20代の女性たちが挑む、ありそうでなかったホテルの行方は…?

 

 

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