こんにちは。ひとりで.comです。
2018年9月16日放送のがっちりマンデーは「六本木ヒルズに入っているのに知らない会社」と題して下水管交換用のパイプを作るカナフレックス、風の観測に強みを持つ日本気象、スマホのアプリで注文が取れちゃうスマートレジのブレインを紹介します。
「六本木ヒルズ」にオフィスを置くのにかかる家賃はかなり高いと言われています。
そんな高額家賃を払える会社は、かなり儲かっているはずだ!番組では、六本木ヒルズに入ってるのに知られていない企業を徹底調査します。
六本木ヒルズに入っているのに知らない会社
下水管の交換を圧倒的に早く、安くすることに成功したカナフレックス
まずは17階に入っているカナフレックスコーポレーションという企業。受付を入ると、絵画や美術品がズラリと並んでいる。このカナフレックスコーポレーションのメイン事業はパイプで、排水管や排気ダクトなどの製造を行っている。そのほとんどが業界トップシェアで年商は100億円を超えるという。
カナフレックスコーポレーションがいま特に力をいれているのが下記のようなパイプで、自由自在に曲げられるのが特徴である。このパイプ、古い下水管を交換するときに大活躍するもので、今までのように地面を掘らずに配管の交換が完了するのである。この工法はKanaship工法と呼ばれ、これによって、作業時間は5分の1、工事費用は3分の1で済んでしまうのだという。
社長自らが30年という年月をかけて開発し、2017年3月ようやく国土交通省の認可がおりたのだという。日本の下水管は、約50年前の高度経済成長期に作られたものが多く老朽化が進んでいる。ちょうどいま交換の時期を迎えているのである。
風の計測でがっちり!日本気象
34階にある日本気象という企業。この日本気象では、さまざまな気象データを提供する事業を営んでいる。独自で「お天気ナビゲータ」というアプリも開発しており、現在約150万人が利用している。
もともと大阪に本社を構える企業で、東京進出とともに六本木ヒルズに入居したのだという。何もわざわざ六本木ヒルズではなくても…と思うかもしれないが、実はこうした気象データというのは、災害があったときに一番必要とされるものなのである。そのため、六本木ヒルズの安全性が理由で入居したのだという。
東日本大震災のときも、51階にあるグラスが倒れなかったという逸話もあるほど耐震性にすぐれており、電気の備蓄も全従業員が寝泊まりしても3日間耐えられるのだという。
天気の情報というと、他にも企業があるが、この日本気象は風の観測を得意分野としているのだという。
風の計測はゾンデという装置を使い、特定の場所だと24時間体制で3時間おきに8回、1ヶ月観測し続けることもあるのだという。そうすることで正確な予測ができるのだという。この風予報のデータは風力発電所を建てる人たちに対して提供され、風車を建てる前に綿密に検査を行うのである。なお、風車は1本2億円するため、正確な情報が必要となるのである。
消費税率アップで勝負時!スマートレジのブレイン
同じく17階に入居している株式会社ブレインという企業。この企業は店舗用のコンパクトなレジを作っている企業である。通常のレジだと1台350万円以上するのだが、このレジは1台40万円なのだという。
現在、累計販売台数は3,000台を越えており、年間売上は10億円となっている。そんな激安レジには驚きの機能が隠されている。それがスマホのアプリである。
専用のアプリでスマホが注文用の端末機器に早変わりし、それでお会計ができてしまうのである。専用の機器が必要ないためグッと安く済むのである。
現在、消費税が8%から10%に変わる狭間の時期で、レジの買い替え需要が起きており、今が勝負時なのだという。