こんにちは。ひとりで.comです。
さて、本日はExcel(エクセル)でもGoogle Spreadsheet(スプレッドシート)でも、基本機能としてついているフィルタ機能について紹介していきたいと思います。
スプレッドシートのフィルタ機能で表を条件で絞り込む
【目次】
1.フィルタ機能とは?
2.フィルタ機能を使うと…
3.フィルタ機能を使う際の注意事項
1.フィルタ機能とは?
フィルタ機能とはどんな機能なのでしょうか?
フィルタ機能とは、データが多数ある場合、条件を絞ってデータを表示することができる機能で、条件に当てはまらないデータについては、非表示にすることができます。こうすることによって、今は必要ないデータだが別の機会では必要なデータや、その他数式に影響が及ぶようなデータで、表示したくないデータなどを非表示にするとができます。
また、非表示にするだけでなく、特定の条件に当てはまるデータのみ表示させる事ができるので、データの確認や分析を行う際に多く用いられる機能のひとつです。
では、実際にどのように使うのか見ていきましょう。
以下の様なデータがあったとします。
上記データの中で、「子持世帯の居住割合」が20%以上のデータのみを表示したい場合、どのようにすれば良いでしょうか?
その場合、フィルタ機能を用いて、検索条件を絞り込む事によって簡単に該当条件のデータのみを表示させることができます。
そのためにはまず、フィルタ機能を有効にする必要があります。フィルタ機能を有効にするには該当のデータ範囲を選択してフィルタボタンを押します。
すると、項目の行に対して、[下矢印ボタン]がつきます。この[下矢印ボタン]を押すと、絞り込む条件を指定することができます。
この画面から検索条件を指定することによって、その条件に当てはまるデータのみが表示されます。ここでは、「子持世帯の居住割合」が20%以上のデータを表示したいので、その条件を指定します。
[条件でフィルタ]にて20%以上と指定します。すると、20%以上のデータのみが表示されるようになります。
このように、条件に従って、当てはまるデータのみを表示させることができます。
2.フィルタ機能を使うと…
この後の注意事項でも少し触れたいと思いますが、フィルタ機能は、Googleスプレッドシートだからが故の問題がひとつあります。
それは、フィルタ機能を使うとそのフィルタが閲覧している人全員に反映されてしまう…という点です。これは、ある意味では便利なのですが、用途によっては非常に不便です。
例えば、同じファイル内で数値を打ち込まなければならない場合、それぞれ役割分担した上で、フィルタをかけてしまうと、その人の分しか表示されなくなってしまい、他の人が数値を打ち込めなくなってしまいます。
このような場合はフィルタ機能は非常に不便です。
3.フィルタ機能を使う際の注意事項
(1)他の人にも同じフィルタが反映されてしまう
ひとつ前のパートで話したように、他の人にも同じフィルタが反映されてしまうのは、非常に便利である一方、そのデータの使用用途によっては逆に不便になってしまうことがあります。データをどのように使うのかをよく考察した上で、フィルタを使うようにしましょう。
(2)フィルタ部分は下矢印ボタンがセル内につくため、表示範囲に注意する必要がある。
これは、見た目の部分での注意事項ですが、フィルタボタンを押すと、項目部分のセルの右上に下矢印ボタンがつきます。それはすなわち、セルの特定の範囲を見えづらくしてしまうという特徴があります。特にセルに文字がギリギリまで入力されている場合などは、セルの幅を調整するほうが丁寧な表になるかと思います。
このように、フィルタ機能を使うと、指定された条件に従って、該当のデータのみを表示することができますし、逆に不必要なデータを非表示にすることができます。