こんにちは。ひとりで.comです。
以前、曜日を抽出方法について紹介しましたが、前回紹介したやり方だと数値が返ってくるのみであまり実用性のないやり方でした。前回紹介したWEEKDAY関数を応用して、曜日を自動的に算出する方法について今日は紹介したいと思います。
また、それだけではなく、見栄えも良いように、土日を色付けするという工夫も入れてみましょう。
*前回紹介した記事は以下です。
簡単に日付から曜日を抽出して色付けする方法
Excel(エクセル)で1ヶ月のスケジュール表やガントチャート、日別の売上表など、曜日を抽出する必要があるシーンは多々あります。そういった際に、使える関数がWEEKDAY関数とCHOOSE関数の組み合わせです。
この使い方に関しては、あまり内容をしっかり理解しようとせずに、「こういうものだ」という気持ちでコピー&貼り付けをしてしまえば良いと思います。内容を理解しようとすると、少し複雑なので逆にわからなくなってしまいます。
以下より設定方法を解説いたしますので、可能な限り、このまま利用して頂けると良いかと思います(場合によっては、このページをブックマークすることをオススメします)
【目次】
Excel(エクセル)の基本データの準備
まずは、下準備として、今回用いるデータを用意します。
Excel(エクセル)を開いて、適当な列に日付を用意します。連続した曜日をひとつひとつ手で入力していくのは非常に効率が悪いので、簡単なやり方を明示しています。
この場合、B3のセルに基準となるセルがありますので、2016年10月1日を基準日として、次の日を算出するには、「プラス1」をすることによって、次の日が自動で算出されるようになります。この場合、B4のセルに
=B3+1
と入力することによって、2016年10月1日の次の日である2016年10月2日が自動で算出されます。その後の日付は更に「プラス1」することによって、2016年10月3日が出てきますので、B4のセルの数式をコピーすることによって、連続した日付を簡単に表示することができます。
これで、日付を準備できましたので、下準備は完了です。ここから、次の工程に移りたいと思います。
CHOOSE関数とWEEKDAY関数を使って曜日を自動算出する
今回、日付から曜日を自動で算出するに当たって、利用するのは、CHOOSE関数とWEEKDAY関数という関数を使います。この2つの関数を使って、日本語の曜日を自動で算出していくことにしましょう。
まずCHOOSE関数についてですが、簡単に言うと「指定した数値に対して、表示する文字列を決定してあげる」関数となります。この関数は、引数をふたつ持ちます。一つ目の引数は、どのセルもしくは、どの数値を参照するかを指定し、2つ目の引数で、その数値に対して、表示する文字列を指定します。
=CHOOSE(インデックス, 値 1, [値 2], …)
というように使います。これをWEEKDAY関数と組み合わせて使うことによって、曜日を自動算出することができるようになります。
日付のセルを基準として、WEEKDAY関数とCHOOSE関数を組み合わせて日付から曜日を自動算出したいと思います。
数式としては…
=CHOOSE(WEEKDAY(B3),”日”,”月”,”火”,”水”,”木”,”金”,”土”)
という形を用います。WEEKDAY関数の部分で日付に対する曜日の順番(日曜始まり)を算出し、その値に対する文字列を次の引数で指定しています。
実際の下の例ですと、2016年10月1日は土曜日ですので、WEEKDAY関数で2016年10月1日を指定すると「7」という数字が返ってきます。これに対して、CHOOSE関数で、7という数字に対しては、”日”から始まって7番目の引数である”土”を表示しなさい、と指定しています。
それでは実際に画像で確認してみましょう。
このようにWEEKDAY関数とCHOOSE関数を組み合わせて、曜日を出すことができるようになります。この数式を全てのC列に反映させると、日付から曜日を簡単に表す事ができるようになります。
では、ここまでできたら、次に、土日をわかりやすく表示できるように工夫してみましょう。
条件付き書式設定で土日の色を変更する。
では次に、土日を色付けしてみましょう。一般的には土曜日は青、日曜日は赤で表示することが多いので、そのように色付けしてみることにします。
ここでは、条件付き書式設定を利用して、色付けをしていきたいと思います。
曜日が入っている列の範囲を選択し、”条件付き書式設定”を選択します(グローバルメニューから[書式]→[条件付き書式設定]を選択)。
次に、書式のルールを以下のように設定します(英語Versionですみません。。。)
すると、土曜日が青、日曜日が赤といったように、曜日によって、色を付けることが可能になります。
いかがだったでしょうか?少し手順が複雑でしたが、一度作ってしまって、自分用のテンプレートとして持っておけば、他のExcelにも活用できますので、ぜひチャレンジしてみてください!
なお、今回使ったExcelファイルについては、下記にダウンロード可能なようにおいておきますので、もし実際のExcelを見たいという方がいたら、下記よりダウンロードして活用してみてください。
[Excel]エクセルテンプレート:日付から曜日を自動で抽出する関数の組み合わせ
1 file(s) 47.02 KB
【補足】
*Googleスプレッドシート編ですが、過去条件付き書式設定について説明した記事を貼っておきます。