こんにちは。ひとりで.comです。
これまで何度かAVERAGE関数とその関連する関数について紹介してきましたが、本日はAVERAGEIF関数について紹介していきたいと思います。端的に言うとAVERAGEIFは数式内の条件に当てはまるもののみの平均を算出する…という意味になります。使用方法を覚えてしまえばいろいろなところで活用できる関数です。
AVERAGEIF関数とその意味
Microsoftの説明には以下のように記載されております。
AVERAGEIF関数
範囲内の条件に一致するすべてのセルの平均値 (算術平均) を返します。
数式は以下のように用います。
=AVERAGEIF(範囲, 検索条件, [平均範囲])
AVERAGEIF関数の使用例
では実際にどのように使えば良いのか、実例を元に見ていきましょう。
こちらの表において、数学が80点以上の人の英語の平均点を出すにはどうしたら良いでしょうか?
D11のセルに以下のような数式を入れいました。
=AVERAGEIF(C5:C9,”>=80″,D5:D9)
C5からC9のセルの範囲で80以上の数値のものについてのD5からD9のセルの範囲での平均値はいくつですか?
というのが、上記数式の意味です。
上記表で具体的な数値で表すと、
=(80+100+58) / 3 = 72.3点となるわけです。
AVERAGEIF関数内の条件指定については、必ずしも数値である必要はありません。例えば、3年2組の人の平均点は?ですとか、男性、女性での平均点は…ですとか、出席者の平均点は…といったような条件式で指定することも可能です(それを判別する文字列等があれば。)。
AVERAGEIF関数を知っていると、様々なデータを扱って分析等できるようになりますので、ぜひこの機会に使い方を覚えてしまいましょう。