[未来世紀ジパング]世界に広がるニッポンのパン! – 2018年8月1日

未来世紀ジパング
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こんにちは。ひとりで.comです。

2018年8月1日放送の未来世紀ジパングは「世界に広がるニッポンのパン!」と題してインドネシア、韓国で広がる日本のパン屋さん、そしてそのパンを作る日本の機械「南蛮窯バッケン」を特集する。

 

今や世界に11万8,000店あるといわれる”日本食”の店。すし、天ぷらはもちろんラーメンに餃子など、多くの日本食が世界で人気となっている。そんな日本食を、”日本が世界に広げていく”のはわかるが、今ちょっと意外なものまで日本が世界に広げていっているのだ。それは・・・・パン。

欧米のパンに比べて、柔らかくて、甘い日本のパンが、アジアを中心に大ブーム。コメばかり食べていた国の”食”、そしてライフスタイルを、日本のパンが大きく変えようとしていた。

 

世界に広がるニッポンのパン!

 

インドネシアで広がる日本のパン

 

主食がコメのインドネシア。世界でも第3位のコメ消費国である。そのためケンタッキーなどの外食でもコメとセットになった料理が提供されている。ひとりおにぎり8個分が消費されているのだという。

しかし、インドネシアでは経済の発展に伴い、食文化が代わりつつあるのだという。それがパンである。しかも日本語でパンと書かれていた。インドネシアでパンと言えば日本式のパンのことを指す。いま、インドネシアで日本のパンが大流行となっているのである。

中でも評判のパンがプロバンスというパン屋さんである。日本の京都にある人気のパン屋さんの支店である。ここでは日本と同様焼き立てのパンが並んでいる。すべて無添加で1つ100円ほどで販売されている。

実はインドネシアの人たちは甘いものが大好きなのだという。したがって、ヨーロッパ式の硬いパンではなく日本の柔らかいパンがウケたのである。

また一風変わった方法でインドネシアにパン屋を広めようとする日本企業がある。

それがおかやま工房である。

 

おかやま工房についてはカンブリア宮殿でも紹介されています。

 

おかやま工房は現在、世界6カ国で展開されている。

おかやま工房では、

5日でパン屋になれる

という養成システムを行っている。職人の経験や勘は排除し、徹底的なマニュアルを作り、仕組み化しているのである。それをインドネシアにも持っていきそれを使ってパン屋を普及させようとしているのである。

 

現代のインドネシアでパンが普及することになったきっかけは、流行以外にもあった。それがコンビニである。この5年間でインドネシア国内のコンビニの数は2倍以上に増えたのだという。そんなインドネシアに日本のローソンも進出しており、そこでパンが販売されているのである。

 

 

 

韓国でも沸騰するパンブーム

 

アジアで今もっともパンが沸騰している国は、韓国である。ソウルで大人気のパン屋さんでは整理券が配られるほどの盛況ぶりである。SNS経由で人気となり、1キロにもなる「マンモスパン」が有名となっている。

そのきっかけが「キム・タック」というドラマである。主人公であるキム・タックが逆境を乗りこえ、パン職人として成功をおさめるというサクセスストーリーである。最終回はなんと視聴率50%にもなり、パン屋各店でパンが品切れになるほどの社会現象にまでなったのである。

韓国でブームになると決まって登場するのが「財閥」である。電機メーカーとして有名なサムスンの長女がパン屋をオープンさせた。他にもヒュンダイやロッテなどがその資金力を背景にこぞってパン屋をオープンさせ地元のパン屋を脅かす事態になっている。

 

さらにパンブームの余波が他のところにも広がっていた。それが、パン作り体験のツアーである。パンをモチーフにしたドラマ、キム・タックは東南アジアでも人気のドラマなのである。

 

そんな韓国にも日本のパン屋が進出している。ソウル市内にある「青い鳥」というパン屋では、敢えて韓国風にアレンジせず日本のパンをそのまま提供している。このお店は、お店として人気なだけでなく、この店で働きたいという人も増えているのだという。

 

 

パンと作る上で大活躍する日本のオーブン「南蛮窯バッケン」

 

韓国のテジュンにある聖心堂というパン屋さんでは、常時200種類以上のパンが揃っており、いつ行っても新しい味に出会えると韓国国内で人気となっている。

このパン屋さんが活用しているのが、南蛮窯バッケンという窯焼き機である。

日本の七洋製作所という企業が製造・販売しているオーブンで、他の企業のものに比べて密閉性が高く、ふっくらとした仕上がりになるのだという。

 

そんな七洋製作所が新たに発売する新製品が「リムジン」というオーブンである。そのオーブンではカステラやパンケーキなどいくつもの商品を一度に作ることができるという。国内シェア3割で業界トップとなっている。

オーブン リムジン
オーブン リムジン

 

もともと七洋製作所はせんべい屋さんだったが、業績の悪化に伴い、食べるものではなく食べ物を作る機械を作り始めたのだという。会社を2度倒産させながらも機械を完成させ、今のバッケンオーブンを完成させたのだという。

 

 

 

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